人体の構造をしっかり学び指先のレッスンを経た後はじめてお客様に入る徹底ぶり

「ここのサロンにはね、治療感覚で来ているんです。掛かりつけのDr.がいるみたいに、私の体のことわかってくれている」と話してくれたのは、エステ・ステーション梅田店から出てきた女性。

30代半ばに見えるその女性の年齢を聞けば、なんと47歳。
「お若く見えますね」の取材陣の言葉に「そやろ、ここでしっかり診てもらってるし」と豪快に笑い、エレベーターに乗り込んでいった。

そう、エステ・ステーションは、関西エリアでは知る人ぞ知る、ゴッドハンドが勢ぞろいするサロン。関西に６店舗を構えるこのサロン、新人セラピストは人体について看護学生並みの知識を習得してからでないと現場に出られないのだ。

しかも、たとえキャリア10年を超えるベテランといえども体の微妙な変化を読み取るために、指先のレッスンは必須だという徹底ぶり。厳しい教育方針ゆえ、セラピストはすぐ辞めてしまうでのでは？と尋ねると、エステ・ステーション代表の藤原さんは「それが、逆なのです。ウチは辞める人がほとんどいません。10年以上在籍するスタッフが大勢います」。だからなのか、客層の年齢層も高く、全店舗合わせて60代、70代、80代のお客様がたくさん通うという。

お客様から末永く愛される理由

厳しい教育制度にも関わらず、離職率が低いのはオーナーの人柄にあると梅田店チーフ奈良川さんは話してくれる「確かに、技術面、教育面はとても厳しいのですが待遇やスタッフを思う気持ちは、とても温かいのです。

なにしろ、オーナーの口癖は『人は大事にされれば、人を大切にする』ですから。教育の厳しさも、お客様の体を預かる以上、いい加減なことは許されないという考えのあらわれ。結果を出すだけでなく、お客様とは一生のお付き合いをしたいというエステ・ステーションは、それぞれのニーズと予算に合わせ、通いやすい環境を提案する。

こうした人を尊重するというブレない姿勢が「掛かりつけの病院みたいなエステサロン」とお客様に称賛され、末永く愛される理由だろう。

※大阪難波･心斎橋、神戸三宮、芦屋、京都四条にもサロンあり