エステ開業

エステサロン開業に必要な備品やその選び方


エステサロンオープンにあたり、用意しなければならない備品は多いため、早めに準備することが大切です。
今回は、エステサロン開業に必要な備品や選び方のポイントを紹介します。
何から用意すればいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

【設備・機器】エステサロンに必要な備品

エステサロン開業にあたり必要な備品は提供するメニューによって異なりますが、以下では主な備品を紹介します。

エステベッド

エステベッドには主に、フラットタイプ、可動タイプ、ポータブルタイプの3つあり、それぞれ特徴が異なります。
全身の施術をするならフラットタイプのマッサージベッド、フェイシャルやフットを重点的に行うなら可動タイプを選ぶと良いでしょう。
持ち運びに適したポータブルタイプは、出張エステを計画している方におすすめです。
なお、エステベッドを選ぶ際は、お客様がリラックスしやすいものであると同時に、施術しやすい高さかどうか確認することが大切です。

スツールとワゴン

施術中座ることも多い場合、スツールも必要です。
使いやすさを重視し、キャスターが付いているもの、高さ調整できるものを選ぶと良いでしょう。
また、施術に必要な道具を乗せておくワゴンは、収納力や使い勝手に加え、キャスターが付いているかどうかも確認します。
サロンに置くものなので、どちらもデザイン性にもこだわることが大切です。

エステマシン

提供するエステにおいてマッサージャーや美顔器、エステマシンなどの機器を使用を考えているのなら、これらを購入またはレンタルする必要があります。
機能はもちろんですが、使いやすさや費用、保証期間なども忘れずチェックしましょう。
外国製の機器の場合、メンテナンスや故障した際、修理までに時間がかかったり、輸送コストが発生したりする可能性があります。
後々トラブルに発展しないためにも、保証内容は事前にしっかり確認しておくことが大切です。

レジ

エステサロンを開業するのなら、レジは必要不可欠です。
近年、レジは決済だけでなく、様々な機能を兼ね備えたタイプが増えており、会計処理のほか、顧客管理や予約管理などもできるものもあります。
業務を円滑に進めるためにも、販売管理機能が付いた[POSレジ」を選ぶのがおすすめです。

パソコン

サロンの業務管理をスムーズに進めるためにも、パソコンもしくはタブレットを用意しましょう。
エステサロンを滞りなく運営するにあたり、売上管理や在庫管理、顧客タイプなども重要な業務の一つです。
これらを紙ベースで行うのは時間もかかり、業務を圧迫する恐れがあります。
業務を効率化するためにも、パソコンやタブレットを導入し、電子化することをおすすめします。

【消耗品】エステサロンに必要な備品

続いては、用意しておきたい消耗品を紹介します。
お客様に直接触れるものも多いため、サロンのイメージを損なわないためにも、デザイン性や質の高いものを選びましょう。

タオルやシーツカバーなど

施術用のベッドに敷くシーツやタオルを用意しましょう。
統一感を出すために色を揃えること、インテリアの雰囲気に合った色を選ぶことが大切です。
また、開業当初はまだ顧客も少なく、そこまで使用枚数も多くないため、自分で洗濯をするとしても負担はさほど大きくありません。
しかし、お客様が増えてくると、洗濯や乾燥にかかる負担も大きくなるため、レンタルを検討しても良いでしょう。

ガウンや使い捨ての下着

ボディエステなど施術時にお客様が着替える必要がある場合、ガウンや使い捨ての下着などが必要です。
汗をかいたり、オイルで汚れたりすることもあるため、濡れても肌が透けにくい紺や黒を選ぶと良いでしょう。
また、破れにくい素材を選ぶことも大切です。

施術用化粧品

提供するメニューにもよりますが、化粧水やクリームなどの基礎化粧品やアロマオイル、ジェルなども必要です。
業務用やサロン向けの商品を販売しているメーカーから購入すれば、市販のものよりコスパが良く、より高い効果が期待できる場合があります。
フェイシャルエステを提供する場合、施術後にお客様がホームケアでも使用したいと考える可能性があります。
お客様に使用していただくことも想定し、メーカーやブランドを選ぶと良いでしょう。
絶対にこの商品を使いたいといったこだわりがないのであれば、様々なメーカーの商品をチェックしてみてください。

コットンや綿棒、ティッシュなど

ティッシュやガーゼ、コットンなどの細々したアイテムも用意しておきましょう。
施術だけでなく、お客様が使うこともあります。
消耗するスピードも速いため、予備も含め多めに用意しておくと安心です。

ユニフォーム

制服を考えているのであれば、ユニフォームを用意する必要があります。
清潔感や機能性はもちろんですが、サロンの雰囲気やコンセプトに合ったものを選びましょう。

スリッパ

入り口で靴を脱いでもらう場合、サロン内で使用するスリッパを用意する必要があります。
手入れのしやすさやデザイン性、履き心地などをチェックしながら、サロンの雰囲気に合ったものを選びましょう。
手入れが大変、管理がめんどくさいといった場合には、使い捨てのスリッパを選ぶのも選択の一つです。

ドリンクや茶菓子類

施術する際に待ち時間が発生する場合、快適に過ごしてもらうためにドリンク類やちょっとした茶菓子を提供しているサロンもあります。
せっかくですから、ミネラルウォーターやコーヒーなどの一般的なドリンクのほか、美容に良いハーブティーなどを用意するのも良いでしょう。
体の内側からも綺麗を目指せるという付加価値を付けることで、客層を広げられる可能性があります。

提供するメニューによって必要な備品

提供するメニューによっても必要な備品は異なります。
以下では、フェイシャルエステとボディエステで必要な備品を紹介します。

フェイシャルエステ

顔や首、デコルテのケアを主とするフェイシャルエステでは、お客様のメイクを一度落とす必要があります。
そのため、メイク落としや化粧水などのスキンケアアイテム、施術後にメイクができるようメイク道具などを用意しておくと良いでしょう。
また、施術中に確認できるよう、軽くて持ちやすい手鏡も準備しておくと安心です。
なお、最近は女性だけでなく男性のお客様も増えています。
男性向けのメニューを用意している場合は、髭剃りなども用意しておくことをおすすめします。

ボディエステ

全身や気になる部位のケアを行うボディエステでは、施術前にお客様に着替えていただく必要があります。
使い捨てのショーツやガウン、バスタオルなどを用意しておきましょう。
また、施術にオイルなどを使用する場合、シーツに付着する可能性があります。
香りがなかなか落ちないこともあるため、使い捨てのシーツを検討しても良いかもしれません。
フェイシャルと合わせて施術する場合は、スキンケアアイテムやメイク道具などフェイシャルエステ時に必要な道具も用意しておきましょう。

今回は、エステサロン開業にあたり、必要な備品をご紹介しました。
エステサロンでは、施術用のベッドやシーツタオルをはじめ、スキンケアアイテムや細々とした消耗品など様々な道具を使用します。
しかし、はじめから全てを用意するのは大変です。
最初は必要最低限のものを揃え、徐々に買い足していくこともできるため、無理のない範囲で準備を進めていきましょう。


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