エステサロンを開業する際にオールハンドを選択する人もいますが、ほとんどの場合エステ機器の導入を検討することになります。
エステ機器は高額なものも多く、特に最新のものを購入するとなると、かなりの額の資金が必要になります。
サロンを開業したいけど、エステ機器にかけるお金があまりないという場合は、一括で購入する以外にも導入が叶う方法がいくつかあります。
サロンのコンセプトや自分に合った機器の導入をするためにも、それぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
エステ機器の導入方法が知りたい方はもちろん、エステサロンの開業を考えている・興味がある人はぜひ最後までご覧ください。
リース契約のメリット・デメリット
エステ機器の導入方法の1つとして、リース契約というものが挙げられます。
リース契約の特徴は、リース会社が代わりに購入した機器を貸してくれるという点で、ほとんどのエステサロンがリース契約をしてお店の運営をしています。
リース契約のメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
リース契約が選ばれる理由は、初期費用が抑えられ、減価償却も不要というところにあるとされており、最新のエステ機器を導入しやすいのも魅力です。
リース会社が固定資産税を負担してくれるだけでなく、リース料を損金算入できるのも大きなメリットです。
契約期間は3~7年と長いため、面倒な契約更新などの事務手続きによる負担を軽減できるのもリース契約ならではの特徴になります。
また、借入などで購入した場合に比べて金利変動がないため、エステ機器にかかる費用が毎月変わらないという点もメリットと言えます。
デメリット
リース契約の注意点としては、サロンの資産として残らないというところにあり、契約が終了するとリース会社へ返却しなければなりません。
とはいえ、契約の延長申請も可能な上、再リース料がかなり下がってくるため、長期的に使用したい場合でも安心です。
しかし、機器自体が劣化してしまうと、メンテナンスが大変になったり、施術の質が落ちてしまったりするため、再リースの検討は慎重に行うようにしましょう。
再リースを行うと、一括購入よりも高い費用を支払うことになるケースもあるため注意が必要です。
また、途中で解約するのが難しいという点もリース契約のデメリットです。
どうしても解約したい場合は違約金などを支払わなければならないため、費用がかさんでしまいます。
レンタル契約のメリット・デメリット
DVDや車などと同じように、エステ機器を一時的にレンタルする方法もあります。
ここではレンタル契約のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
レンタル契約のメリットは、気になるエステ機器の使用感や効果を使って確かめてみたいという時に便利な点です。
他にも、繁忙期だけ借りるという契約の仕方も可能なので、リース契約と併用しているサロンも少なくありません。
購入したエステ機器はもちろん、リース契約で導入するエステ機器は長期間使用するのが目的となっているため、費用がかさんだり途中で契約を解除するのが難しかったりします。
その点レンタル契約では必要な期間だけ借りられるので、費用面からみても非常に大きなメリットを持っているのです。
また、エステ機器のメンテナンスに必要な費用を負担してくれるというのもレンタル契約の魅力の1つとなっています。
デメリット
レンタル契約のデメリットとして挙げられるのは、契約費用が高めであるという点です。
試してみたい、忙しい時期だけ借りたいなど、期間が短ければ問題ありませんが、長く借りるとなると、リース契約を利用する方がコスパも良いでしょう。
もう1つ注意したいのが、レンタルされるエステ機器の中には中古品も存在するという点です。
不備があったり故障していたりした場合は交換してもらえますが、中古品に抵抗がある場合は検討が必要です。
クレジット契約のメリット・デメリット
クレジットを利用してエステ機器を購入する方法について、メリット・デメリットをご紹介します。
メリット
クレジット契約における最大のメリットは、支払い完了後はサロンの資産として残せるという点です。
比較的事務手続きが簡単で、審査も少ない時間で終了するのもクレジット契約のメリットと言えます。
また、支払い回数が決められるため、返済するための計画が立てやすく、お店の運営に大きな負担がかからないのもクレジット契約の特徴です。
支払いが終われば、追加で費用がかかることもありませんし、最新機器の導入時などには売却することができます。
デメリット
借入金があることによって資金の調達に影響してしまうことは、クレジット契約のデメリットです。
滞納してしまった場合などもリスクが高いため、金銭管理能力なども必要になります。
また、金利が高めに設定されていることもあり、最終的にはリース契約や一括購入の方が安く済んだというケースがあります。
また、メンテナンスなども自サロンで行っていく必要があるため、故障時などのアフターフォローについてしっかりと調べておかなければなりません。
一括で購入するのメリット・デメリット
一括で購入する際のメリットは、購入後に毎月の支払いについて考える必要がないという点です。
また、中古品を取り入れることも可能であるため、ものによってはお得に手に入れられることもあります。
しかし、エステ機器は高価なものがほとんどであるため、初期費用が用意できないというデメリットがあります。
また、中古品を購入すると、保証期間が終わっていたりアフターフォローが受けられなかったりする場合もあるので、購入前のチェックは必須です。
レンタルサロンやシェアエステという方法も
レンタルスペースを利用してエステサロンを開業するという方法もあります。
中にはエステ機器が完備されているところもあるため、機器を導入するための契約や費用なしでサロンが始められます。
エステ機器の他にも、必要な備品などを用意してくれているレンタルサロンであれば、身一つでの開業が可能なのです。
お店がオープンする前にお客さんを作っておきたいという時にも便利です。
デメリットといえば、自分が考えたコンセプトに合わせた雰囲気を作るのが難しいという点でしょう。
また、しっかり管理されていないスペースも存在するため、検討している場合は見学などに行ってから決めるのがおすすめです。
エステ機器の導入ならリース契約がおすすめ
すべての方法にメリット・デメリットがありますが、中でもサロン開業にマッチしているのはリース契約です。
リース契約では、導入したい機器を明確にするためにカウンセリングを行うため、希望したエステ機器を導入することができます。
会社によっては機器体験を行っているため、使用感や効果などをしっかりとチェックすることが可能なのです。
また、疑問点や故障などへの対応も機器の販売店が行ってくれるので、安心して導入できるのも魅力となっています。
少しでも費用を抑えたい、定期的に最新のエステ機器導入を考えているという場合は、リース契約がおすすめです。
最終的に所有権を譲渡してくれるリース会社もあるので、自分のサロンにあったリース会社を探してみてください。
今回は、エステ機器の導入方法でおすすめのリース契約を中心に、様々な導入方法についてご紹介しました。
リース契約は長期的に使用したい場合に有効ですが、それ以外であれば、レンタル契約やレンタルスペースの利用などもおすすめです。
また、クレジット契約や一括購入にも、資産が残るというメリットがあるため、導入したいエステ機器によって方法を変えてみると良いでしょう。
自分やサロンに合った導入方法を絞って利用するのもよいですが、併用してうまく運営していくのもサロン開業を成功させるためのポイントになります。
ぜひこの記事を参考にして、最新のエステ機器を導入してみてください。