食育を含めた内面からの美容と人類の健康寿命の延伸を目的として設立された国際的学術研究団体「一般財団法人 内面美容医学財団」。
2018年から毎年恒例となっている、成功事例を発表する会が今年も開催された。
日頃聞くことのできない他社の成功事例が続々
7月3日(月)内面美容医学財団の事務局がある株式会社プロラボホールディングス(東京都港区)のセミナールームで行われた。
コロナの影響下にあって、昨年同様ZOOM開催であったが、参加者はコロナ禍でもZOOM177名、会場64名。
関係者によれば同研究会は「日頃、なかなか知ることの出来ない同業他社の成功事例が聞けるとあって、大変人気。参加者は年々増え続けています」と話してくれた。
成功事例研究会は3部制となっており、第一部が当医学財団会員による成功事例の報告。第二部は医師による学術講演。三部は同財団公認の上級内面美容指導士の表彰式。
上級内面美容指導士とは、内面美容医学財団で実施されている「公認プロフェッショナルインストラクター」、「公認ファスティングカウンセラー」、「公認上級妊活マイスター」の3つを取得した人に与えられる最高峰の称号。
上級内面美容指導士の資格取得者は、内面美容と健康、妊活に関するスペシャリストとしての活動が可能となる。今年は34名の上級内面美容指導士が誕生。今回の表彰式で、額入りのディプロマとクリスタル楯が進呈された。
業界の垣根を超え、幅広い分野での学び
同研究会は内面美容医学財団の松山 夕稀己理事長の挨拶に続き、トップバッターの講演はヘア&ビューティサロン「Re×Beaut」代表の西村準二氏の「知識の数だけお客様のお悩みに寄り添える~最高の技術!~」。
続いては治療院「株式会社髙安」代表の木田充紀氏による「ハーブザイム部門1位の実績!月600本販売するノウハウ」。
3番手はネイルサロン「株式会社Nonche」代表の前田彩子氏の「複業のススメ~2年で20億円企業が育つ理由~」。
成功事例発表を締めくくるのはトータルビューティサロン「株式会社ビスタンス」代表の小野雅也氏の「リピートされ続けるインナービューティサロンの秘訣」の4名が講演した。
第二部の学術講演は医学博士でさかえクリニック院長の末武信宏先生による「医学博士が教える自律神経と肺活【免疫力アップ】」。
自律神経をコントロールすることが美容健康のパワーアップに繋がり、実際にどのようにしてコントロールするのかを巧みな話術で、ともすれば専門的になりがちな高度な内容を大変分かりやすく解説。
続いて当医学財団学術理事でグランプロクリニック銀座の院長でもある前田裕輔先生による「ビタミンDの健康効果~予防医療に欠かせない万能栄養素~」のテーマで講演が行われた。
これまであまり日の目を見ることのなかったビタミンDだが、感染症予防に有効なことが判明して以来、世界中の研究者が注目し論文が増えていることに加え、効果効能、作用機序などを丁寧かつわかりやすく解説するなど、今回も美容業界のみならず幅広い分野での学びも多く、充実した研究会であった。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル