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二の腕やお腹に悩む女性が多数

二の腕

「気になる部分だけ引き締めたいけど、ハードな運動は続かない」
「ダイエットしても、二の腕やお腹はなかなか痩せない…」
「セルフケアを続けているけど、効果が出ているのか分からない」
そんな“部分痩せ”の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
Forが「気になる部位へのケアの実態調査」を行いその結果を公表していますので紹介します。調査は20代〜60代の女性100名からの回答を基にまとめられています。

調査では体型の中でも「二の腕」や「お腹」への悩みが最も多く挙がり、次いで「太もも」「背中」「顔」といった部位も続きました。特に“脂肪がつきやすく目につきやすい部位”に悩みを抱える人が多いようです。
また、「二の腕」や「背中」の脂肪やたるみが気になるシーンとしては、「ノースリーブを着たとき」がもっとも多く、季節やファッションによって体型の見え方を気にする傾向が顕著に表れました。その他にも「ブラの段差」や「後ろ姿の写真」、「水着を着たとき」など、日常生活やイベント時にも無意識に意識している様子が見て取れます。

図1

「二の腕・背中の部分痩せ」については、「少しならできそう」と考える人が約半数にのぼり、完全ではないもののある程度の引き締めは可能だと感じている様子がうかがえました。一方で、「難しいと思う」と回答した人も3割以上を占め、「できると思う」と明確に答えた人は2割にとどまるなど、多くの人が“部分痩せ”に対して半信半疑な姿勢を見せています。

そもそも、食事制限や有酸素運動などによる一般的なダイエットでは、体脂肪は全身からゆるやかに減少するため、「特定の部位だけを狙って細くする」ことは難しいとされています。脂肪がつきやすい場所は遺伝的要因や体質によって異なり、痩せる順番をコントロールするのは困難です。
とはいえ、筋トレや姿勢改善を続けることで、特定部位の筋肉が引き締まり、見た目の印象が変化するケースもあるため、その変化を“部分痩せ”として感じている人もいるようです。

二の腕や背中の脂肪対策として最も多く挙げられたのは「筋トレ」で、次いで「有酸素運動」や「マッサージ」といったセルフケアも多くの人に取り入れられていました。
また、少数派でしたが「エステ」や「美容医療」を取り入れた方もいました。エステやマッサージは、主に血流やリンパの流れを改善し、一時的なむくみの軽減には最適ですが、脂肪細胞を減らすことはできないため、医学的な意味での「部分痩せ」とは性質が異なります。しかし、美容医療は医学的根拠に基づいて脂肪細胞の数そのものを減らすことができるため、特定の部位にアプローチできる「部分痩せ」の手段として注目されています。

図2

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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