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エイジング世代女性の5割が「美容医療を受けたことを知られたくない」と回答


美容医療に対する関心が高まる中、「バレない美容」が注目を集めています。SNSやインターネットの普及により、美容医療の情報が容易に手に入る一方で、家族や友人、職場の人といった周囲の人々に「施術を受けたことを知られたくない」というニーズも増加しています。また、自然な仕上がりなどを求める声が多く、要望は多様化・高度化しています。

そういった背景がある中、医療法人敬愛会グループ(東京都港区、吉田 由佳 理事長)は、日本全国在住の30〜50代女性550名を対象に「エイジングケアに関する意識調査」をインターネットによるアンケートで実施し、その結果を公表しました。

約半数の人が「美容整形を受けたことを周囲に知られることを気にする」と回答

日常生活において、家族や友人、職場の同僚といった周囲の人に自分が美容医療を受けたと知られることを「とても気にする(16.7%)」、「やや気にする(31.5%)」と回答した人は合わせて48.2%で、約半数の人が周囲に知られることを気にしていることがわかりました。
一方で、「あまり気にしない」(32.5%)、「まったく気にしない」(19.3%)と回答した人も合わせて51.8%で、意見が二分されている状況です。(グラフ1)

グラフ1

7割以上が自然な仕上がりを重視

「アンチエイジング(若返り)」を目的とした美容医療において、「自然な仕上がり」や「ナチュラルさ」を「とても重要」と感じる人は38.9%、「重要」は34.0%で、72.9%の人が自然な仕上がりを重視していることが明らかになりました。多くの人が、施術後も自分らしさを保ちつつ美しくなりたいと考えていることが伺えます。(グラフ2)

グラフ2

美容医療を受ける際に重視するポイントとして、「自然な仕上がり」を選んだ人は67.1%で最も多く、次いで「価格の妥当性」(54.2%)、「痕が残りにくいこと」(45.3%)、「施術の効果」(44.2%)が続きました。これらの結果から、施術の効果や価格だけでなく、その過程や術後の状態、さらには医師やクリニックの信頼性も重視していることがわかり、総合的な満足度を追求する姿勢が見受けられます。(グラフ3)

グラフ3

調査結果から、美容医療を受ける女性の多くが「バレない美容」を求めており、特に自然な仕上がりを重要視していることが明らかになりました。また、「施術を受けたことを周囲に知られたくない」と考える人が約半数に上り、自然で目立たない仕上がりが美容医療選択の決め手になっていることが分かりました。価格や施術効果を重視する声も上位に挙がっており、『総合的な満足度を追求』する傾向が見られます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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