コロナ禍の新しい展示会のあり方を実践した有意義な展示会
新型コロナウイルスの影響で前半のイベントが全て中止となり閉塞感が漂っていましたが、9月に入り待望のイベントが開催され少しずつですが、活気が戻りつつあるようです。
先陣を切ったのが9月9日(水)〜11日(金)にインテックス大阪で開催された化粧品開発展2020大阪です。
化粧品業界最大の展示会として、これまでは毎年1月に千葉・幕張メッセで開催されていましたが、今年から大阪での開催が決定し、記念すべき初開催となりました。
人数制限(収容可能人数の50%もしくは最多5000人のいずれか少ない方)や感染対策を講じられた中、初日3,049人、2日目が2,721人、3日目が2,544人の3日間合計8,314人(主催者発表速報値)の来場者を集め無事に終了しました。
その翌週9月15日(火)〜17日(木)の3日間に渡り、ダイエット&ビューティーフェア2020が東京ビッグサイト青海展示棟にて開催されました。
関東エリアでの美容・健康業界の展示会としては先陣を切る形での開催となりました。
初日4,276人、2日目が4,292人、3日目が4,237人の3日間合計で12,805人(主催者発表)と収容可能数ほぼ一杯の来場者となりました。
両開催共通し、入口はもちろん、会場内の所々に消毒液が設置され、マスクの着用が義務付けされており、入場希望者は事前登録制となり、受付時の混雑緩和(密の回避)のほか、万一、感染者が確認されたケースも想定し個別バーコードにより入場者追跡ができるなど、感染防止対策も徹底していました。
入場制限があるため来場者は例年に比べて比較にならないほど少ないものの、「むしろコロナ禍の中で来場された方は、とても真剣に検討されている方が多く、例年よりも質の高い商談ができた」といった出展者も見られました。
イベント開催における緩和やGo Toキャンペーンといった政策も出てきた中、ようやく経済活動も少しずつ回復傾向に向けて動き出しました。
これからの時期は美容・健康業界にとってのイベントが続きます。
今後の新型コロナウイルスの感染状況が不透明ではあるものの、両展示会がコロナ禍においての運営のあり方の指標となったことは、業界にとって有意義なものであったのは間違いないといえます。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル