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弘前大学と江崎グリコが共同研究講座「体内環境モデリング研究講座」を開設


2023年4月1日、国立大学法人弘前大学と、江崎グリコ株式会社(本社大阪府大阪市)は、共同研究講座『体内環境モデリング研究講座 (Department of mathematical health modeling)』を開設し、5月15日に弘前大学において開設式が執り行われました。

日本は、「人生 100 年時代」を迎えるにあたって、全ての国民が元気に活躍し続ける社会、安心して暮らすことができる社会を創造していくことが重要な課題になっています。また、近年生活スタイルが多様化し、健康意識も高まったことで、生活者の「自分の健康は、自分のために、自分で守る」という考え方が広まり、それによる個々人に寄り添った健康ソリューションのニーズも高まってきています。

弘前大学 COI—NEXTでは、2005 年から実施してきた「岩木健康増進プロジェクト」の超多項目健康ビッグデータをベースに予防医療に焦点を当てた研究を進めています。一方で、江崎グリコは、パーパスとして掲げる「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現のため、「ヘルシーエイジング」、「脳機能の向上」などお客様の生活習慣を起点とした 5 つの注力領域を設定し、価値の創出に取り組んでいます。

このような中、弘前大学と江崎グリコは、「岩木健康増進プロジェクト」から得られた多項目の健康ビッグデータを収集し解析することによって、個々人のニーズにあった健康課題の解決方法を確立することを目指し、本講座を開設しました。

本講座では、産官学民の共創の下で、「岩木健康増進プロジェクト」を通して得られた分子生物学的データ・生理・生化学的データ・個人生活活動データ・社会環境的データを解析することで、体内環境の様々な変化と QOL や生活習慣病の発症との関連性を明らかにすることを目的としています。この研究の成果により、個人に適した健康課題の解決方法の確立を目指し、青森県民、日本国民の健康寿命の延伸に繋げていきたいとしています。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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