5月12日(水)〜14日(金)の3日間、「ifia JAPAN(国際食品素材/添加物展・会議)」(食品化学新聞社主催))がパシフィコ横浜で開催されました。
同展示会は食品開発者を中心に、業界関係者が一堂に集う技術者のための専門展示会として1996年にスタートし今年で26回目。
2003年には、機能性食品素材へのニーズの高まりを受け「HFE JAPAN(ヘルスフードエキスポ)」を同時開催、国内外から多くの来場者が訪れる展示商談会・国際会議へと成長しており、業界にとって欠かせない展示会の一つです。
健康食品や機能性食品などを主力に販売している原料メーカーや販売会社が、最新のエビデンスや商品を発表する展示会として毎年5月に開催されていますが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となりました。
コロナ禍での開催のため例年の1/3程度の出展者数に留まり、来場者数も例年(コロナ前)に比べて少ない中での開催となったのは仕方ないところです。それでも少数精鋭での商談は中身の濃いものとなり、質の良い展示会だった感じました。
その翌週5月19日(水)〜21日(金)で化粧品産業技術展(日本化粧品原料協会連合会主催)がパシフィコ横浜で開催されました。
同展示会は2年に1回のサイクルで開催される化粧品素材を扱うメーカーの展示会で、一昨年(2019年)以来の開催です。
同展示会の特長はサプライヤーである出展者と、ユーザーである化粧品メーカーが、一体となって企画運営するユニークなイベントとして発展してきたところにあります。
その結果、化粧品開発において有用な原料・技術・サービスが一堂に集まる場として定着。その過程では、化粧品産業も大きなグローバル化の成長機会を得て、出展者・来場者双方が広い視野を持ってこの展示会に参加し、化粧品開発を進める上で重要な情報収集の場として広く業界に貢献してきた感があります。
幸いにも、新型コロナウイルスの影響が大きかった昨年は開催年ではなかったため運営上では大きな打撃はなかったようですが、今年は新型コロナウイルスの蔓延防止措置下での開催で、来場者も例年よりは少なかった感は否めません。
それでも3日間を通して2万人を超える来場者があり盛況に終りました。
来場者数は6,721名(13,566名)、7,385名(15,733名)、7,133名(12,287名)で3日間トータル21,239名(41,586名)。<主催者発表速報値。( )内は前回(2019年)の入場者数>
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル