成長し続けるオーラルケア市場
口腔ケアへの意識の高まりを受け、歯ブラシの需要は急増している。世界の歯ブラシの市場規模は2023年に80億5,000万米ドルと評価され、2024年から2031年のまでに105億6,000万米ドルに達すると予測されている。
世界市場で見てみると大きなシェアを占めているのは電動歯ブラシだが、日本に限れば、ここ数年歯ブラシ市場に地殻変動がおきているのだ。
地殻変動を起こしたのは「奇跡の歯ブラシ」と呼ばれる手動型の歯ブラシ。独自に開発されたピラミッド型のヘッド構造により、汚れ落ちが電動タイプを遥かにしのぐことから、圧倒的なリピート率を誇っている。
2024年にはついに累計2000万本を超えたというから驚きだ。歯科クリニックの取扱も右肩上がりで増えており、現在2000院だという。なぜ、これほどまでに「奇跡の歯ブラシ」は売れているのだろうか?
歯科医療の最高峰とは?
開発者の西尾秀俊氏は開発のきっかけを次のように語る。「証券会社を経て、歯科開業経営コンサルを行っている中で、耳にしたのが『衛生士がどんなに指導をしても、ちゃんと磨けているのは1000人に一人』。これはおかしい!どうすれば多くの人が磨き残しが無くなるだろうと考えた末行き着いたのが歯ブラシでした。
考えてみれば単純です。凹凸のある歯茎と狭い口腔内に対し、平らなブラシヘッドでは歯と歯の間、歯と歯茎の間をしっかり磨くことは、物理的に難しい。そこで気づいたのがピラミッド型の形状でした。この形状ならピンポイントで隙間に入るから、軽くなぞるだけで汚れが落とせるのです。
日本人の大半は80歳になる頃は平均9.8本しか歯が残らないと言われています。ほとんどが磨き残しによる歯周病が原因です。
奇跡の歯ブラシの発売当初、歯科医からは見向きもされませんでした。ところが、今まで磨けていなかった患者さんが急に磨けるようになり、それを診て驚いた歯科医師、歯科衛生士から弊社に連絡がきて、今では、取扱う歯科クリニックは2000院超となりました。(※今まで、患者が自身の今まで通りの歯磨きで磨き残しがなくなった事例は世界でほとんどない)最近では、YouTube等でこの歯ブラシを紹介したところ、瞬く間に売れて、今や売り切れが歯科医院、ドラッグストアでも相次いでいます。
私は、歯科医療現場で歯が無くなり、愕然とし途方にくれて、後悔している患者さんを数多くみてきて「歯科医療の頂点は、予防歯科であり、予防歯科の最高峰はブラッシングにあり」だと確信しています。
何故「奇跡の歯ブラシ」が磨けてしまうのか?
約2センチの小さなヘッドにピラミッド型のカット。密になった柔らかめのブラシの毛先がポケットにピッタリと入り込み、磨き残しがなくブラッシングができる。また、当たりが柔らかいので、歯茎を傷つけることがないので幼児から高齢者まで使える。
1. 独自のピラミッド形状の毛束が届きにくい歯と歯の隙間、歯と歯茎の隙間にしっかりフィットする設計
2. ダブル植毛&ダブルカット構造により、毛先が隙間に入った際にも外側の毛が隙間以外の歯面に強く当たりすぎる事なく、傷つけないで優しく清掃
3. すべての毛先を円錐状に先細りにするテーパー加工が施してあり、様々な形状の隙間に入りやすい!
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル