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自分が健康だと認識している人ほど口腔ケアを丁寧に実践


サンスターグループは全国の20〜69歳の男女を10歳刻みで各500人を均等にした計5,000人に対して、インターネットによる健康意識とお口のケアについての意識調査を行い、その結果、「自分が健康だと認識している人ほど、好きなものを食べて健康に過ごすには、お口の健康が重要だと認識しており、日々のお口のケアを丁寧に行っている」ことがわかりました。

歯科健診、歯石除去など予防目的の歯科受診率も高く、その結果、むし歯や歯周病などの悩みが少なく、歯科疾患を予防できている傾向もみられました。
歯みがきに加え、歯間清掃具や洗口液などを使用し、お口のケアを丁寧に行うことは、むし歯、歯周病、口臭発生のもとになる歯垢の除去と発生の抑制に有効だという結果が示唆されました。

まず、お口の健康に関する生活意識についての質問では、自分が健康だと思う人は、そうでない人に比べ、「全体のバランスを考えて健康的な食事を摂っている」「いつまでも自分の歯で好きなものを食べたい」「健康維持のためには歯の健康も大事だと思う」と回答する人が多く、健康や人生の楽しみのための食事、食事をしっかりとるための歯の健康の重要性を認識していることが読み取れます。口臭予防への意識には差がみられませんでした。(グラフ1)

2つのグループの差が最も大きく見られた項目が「歯みがきをきちんと丁寧に行っている」で、25%もの差がみられました。「1日3回以上歯をみがく」の差は11%であることから、自分が健康だと思う人は、歯みがきの回数よりも1 回の歯みがきを丁寧に行うことを重視していると考えられます。また、自分が健康だと思う人は、歯科医院での定期健診、歯石除去など予防的な歯科受診を行う人が多い傾向があるようです。(グラフ2)

お口のケア用品の使用率を比べたところ、自分が健康だと思う人ほど、総じてお口のケア用品の使用率が高く、お口のケア用品を積極的に使っている傾向がみられました。その中で、口臭ケアに有効な舌ブラシの使用率は、自分が健康だと思う人、そうでない人で差はみられませんでした。(グラフ3)

自分が健康だと思うと回答した人の方が、そうでない人に比べて、むし歯、歯周病、知覚過敏などの歯科疾患症状の悩みが全般的に少ない結果となっています。健康維持のためのお口の健康の重要性を認識し、歯ブラシだけではなく、歯みがき、洗口液、歯間清掃具なども使い、丁寧に日々のお口のケアを行うことによって、歯科疾患を予防できていることが示唆される結果となりました。(グラフ4)

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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