美容や健康に関する情報を発信する「キレイスタイル」の運用を行なっているビズキが、全国の女性1,335人を対象に、PMSに関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。
事前調査で「PMSの症状がある」と回答した全国の20代〜50代の女性を対象に、「普段、PMSの症状を感じるのは生理の何日前からですか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「3日前〜5日前」で33.9%となりました。(グラフ1)

グラフ1
年代別で見てみますと、50代以外の年代で「3日前〜5日前」の回答率が最も高くなりました。生理の3〜5日前は、エストロゲンとプロゲステロンのレベルが急激に低下し始める時期と一致するため、このホルモンの変動が多くの女性のPMS症状に影響を及ぼしている可能性が伺えます。
50代では、「覚えていない」という人が約半数に上りましたが、年を重ねるにつれてPMSの症状が軽減することがあるため、症状が目立たなくなれば、その出現時期も意識されにくくなっていることが考えられます。また、更年期を迎える時期になると、ホルモンバランスが大きく変動し月経周期が不規則になったり、PMSの症状と更年期症状が重なったりすることで、PMSの開始時期を特定しづらくなっている可能性が伺えました。(グラフ2)

グラフ2
PMSの症状別で見てみますと、どの症状でもだいたい「3日前〜5日前」から感じ始めるという人が多くなりました。
症状が出始める日数別では、「その他」を除いて最も回答率が高くなった項目は
直前〜2日前:「頭痛」19.7%
3日前〜5日前:「乳房の張り」44.7%
6日以上前:「憂鬱感と気分の落ち込み」35.0%
覚えていない:「便秘」24.4%
となりました。(グラフ3)

グラフ3
生理1週間程前になると、まず精神的・身体的な不快感を中心とした症状が出始め、生理が近づくにつれ、生理期間中に出現する、身体的な痛みや不調を中心とした「月経随伴症状」と類似したものに変化していく可能性が伺えました。
PMSの症状や出現時期は個人差が大きいものですが、適切な対策を取ることで心も体も健やかに過ごすことができるため、まずはご自身のPMSパターンを把握してみてはいかがでしょうか。

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル