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40代以上の女性が見た目の変化を感じるのが「髪」


「いつまでも美しく、健やかに生きる」というエイジングケア・ライフスタイルの実現を目指すトータルヘルスケア・カンパニーのアンファー(本社東京都千代田区)が全国の40代〜60代の女性300名を対象に、「美容・エイジングケア」に関する調査を実施し、その結果を公表しました。

最初の質問では「30代に比べて、見た目の変化を実感したこと」を聞いていますが、意外な1位は「肌」を差し置いて「髪」という結果になっています。「30代に比べて、見た目の変化を実感したパーツ」1位は、しみ・しわ・たるみなどの「肌」を差し置いて、白髪や抜け毛などの「髪」が第1位という結果です。(グラフ1)

グラフ1

一方、30代以前にケアをしていたことを聞いたところ、第1位は「肌」という結果になっています。30代以前では、多くの人が髪以上に肌のケアに注力していたことが分かります。(グラフ2)

グラフ2

髪の変化には、40代半ばから一気に減少すると言われている「女性ホルモン」の低下が原因の1つとして考えられます。調査では「女性ホルモン」の低下が髪の変化に関わっていることを知っている人は62%でした。(グラフ3)

グラフ3

一方で、94%が女性ホルモンの減少による髪の変化に「対策していない」という結果が明らかになりました。髪にとって女性ホルモンが重要であると理解しつつも、女性ホルモンの減少に対してどのように対処したらいいのか分から
ない方も多いことが窺えます。(グラフ4)

グラフ4

日本毛髪科学協会 毛髪診断士 吉田 愛 先生によりますと、「女性ホルモンの分泌量は20代後半をピークに、それ以降低下し、40代半ばから一気に減少してしまいます。女性ホルモンは髪と密接に関係していて、髪のハリ・コシ・密度のピークは30代とされています。女性ホルモンのひとつエストロゲン(卵胞ホルモン)には、「髪の毛の成長を促す」「髪の成長期間を延ばす」という働きがあります。また、コラーゲンやケラチンの生成を助ける働きがあり、髪にハリやコシを与えます。そのため、女性ホルモンの分泌量が下がることで、「抜け毛」「髪が細くなる」「ハリ・コシ、ツヤが無くなる」といった現象が起こってしまうのです。抜け毛で髪が減ってしまうほか、髪が細くなり、また髪の毛のボリュームにもつながるハリ・コシが低下することで、髪の毛がペタンコになり、結果として老け見えしてしまう原因に繋がります。」との事です。
対策としてはサプリメントや女性ホルモンを配合した育毛剤を活用する他、規則正しい食生活などの生活習慣を整えることが必要になるのでしょうね。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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