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女性更年期症状のケアは「睡眠」と「サプリメント」が上位に

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年齢とともに気になり始める体調や美容の変化。特に30代以降の女性にとって“更年期”は気になるテーマのひとつではないでしょうか。サプリメントなどの素材供給メーカー、一丸ファルコスが日本在住の30〜60代女性1,995人を対象に更年期に関する意識調査を実施し、その結果を公表しました。

最初の質問で「今までに更年期症状を感じたことがありますか」と聞いていますが、約50%が感じたことがあると回答しています。(グラフ1)

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グラフ1

「更年期症状を始めて感じた」年齢を聞いた質問では、45〜49歳33.4%と最も高いことが明らかになりました。個人差があるものの40代後半から50代前半で更年期症状を感じ始める方が多いようです。(グラフ2)

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グラフ2

更年期を感じたことがあると答えた993人を対象に、実際に感じた症状を聞いていますが、回答が多い順で「ホットフラッシュ (52.6%)」「イライラしやすい (46.2%)」「汗をかきやすい (45.2%)」「気持ちが落ち込む (40.8%)」「疲労感(40.6%)」「冷え性(32.8%)」という結果です。ホットフラッシュや、汗をかきやすいというような身体の変化から、イライラしやすいなど気分の変化と、症状は多岐にわたることが分かりました。(グラフ3)

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グラフ3

更年期の症状を感じたという人を対象に、「どのようなケアを試してみたか」を聞いていますが、「睡眠をとる (40.3%)」「サプリメントや健康食品の摂取 (34.6%)」が多い一方で、「特にない (21.8%)」が多い印象を受けます。この結果をみると、何らかの体調不良を感じつつも我慢している人がいることが示唆されています。(グラフ4)

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グラフ4

前の設問で更年期のケアをしている、と答えた541人に肌や髪の変化を聞いていますが、最も多かったのは「白髪 (46.2%)」でした。次いで「たるみ (42.3%)」「シミ (40.5%)」「ハリの低下 (37.3%)」という結果でした。(グラフ5)

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グラフ5

更年期による症状を感じても、専門家である医者や薬剤師に相談する人は13.4%と少ない印象です。代わりにインターネットや雑誌で情報を収集する傾向にあるようです。(グラフ6)

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グラフ6

調査結果から、多くの女性が更年期による症状を経験し、その影響が体調だけでなく美容にも及ぶことが明らかになりました。更年期を感じやすい40代後半から50代前半の世代は、育児に介護に仕事にと多くの責任も背負っています。何かしらの体調不良を感じながらも自分の事はついつい後回しになることもあります。
更年期は女性の新たなステージの始まりでもあります。適切なケアを取り入れることで、より健やかなウェルネスが実現します。睡眠や運動、サプリメントなど、自分に合った方法を見つけて新たなステージを楽しむ準備をしてみてはいかがでしょう。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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