エステ開業

腸活エステサロンとは?開業するメリットとデメリットは?


現代のサロンは多様化しており、特定の分野に特化したサロンも増えています。
その一つが腸活エステサロンです。
腸の調子が整うことは、健康や美容面で良い効果をもたらしてくれます。
普段から腸の調子に悩む人が多いため、腸活エステサロンはニーズが高まっており、ビジネスにおいてビックチャンスを掴める可能性が高いです。
そこで今回は腸活エステサロンの概要や開業するメリット・デメリット、開業に必要なものなどについてご紹介します。
腸活エステサロンの開業を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

腸活エステサロンとは

そもそも腸活エステサロンは、どのようなサロンなのでしょうか?
まずはサロンの概要や痩身エステサロンとの主な違いについてご紹介します。

腸活エステサロンの特徴

腸活エステ(腸セラピー)サロンは、お腹への施術を中心としたエステサロンのことです。
お腹を中心にオイルマッサージを行うことで、腸の動きを活発にし、腸内環境を整える効果に期待できます。
腸内環境が整えば、便秘や軟便といった不調の改善につながり、また自然と痩せやすい体質に変化するメリットがあります。
腸活に特化しているため、腸の動きを良くするための食事や生活習慣に関するアドバイスをしていることも多いです。

痩身エステサロンとの違い


痩身エステサロンは、ダイエットを目的にしたエステサロンを指します。
マッサージやマシンによる施術を通じて脂肪や筋肉にアプローチすることで、ボディメイクやサイズダウンを目指していきます。
また、効果的に痩せるために食生活の指導や管理を行っているケースもあります。
一方、腸活エステサロンは、あくまでも腸内環境を改善していくためのエステに特化したサロンです。
体の内側から体質が改善されることで結果的にダイエット効果は高まりますが、施術事態に痩身効果があるわけではありません。
また、食事指導や生活習慣の指導も腸内環境を整える内容に特化しています。

腸活エステサロンで開業するメリット

腸活エステでサロンを開業することには、以下のメリットがあります。

・少額で開業できる
・自宅開業にもおすすめ
・腸活に特化しているので他のエステサロンと差別化を図れる
・腸の悩みを持つ顧客のリピート率が高い
・顧客の悩みの解決に貢献できるからやりがいがある

腸活エステサロンはマッサージによる施術が中心となるため、一般的なエステサロンと比べて必要な備品が少なく済みます。
そのため、比較的少額で開業できることがメリットです。
低コストで開業するために自宅開業したい人にも向いている分野と言えます。
腸活エステはニーズが高まっていますが、専門店の数は多いとは言えないので、他のエステサロンと差別化を図ることが可能です。
また、腸に関する悩みを持つ現代人は多いので、既存顧客のリピート率が高い傾向にあります。
体の内側からのケアを通じて悩みを根本的に改善していくお手伝いができるため、顧客に対して貢献性が高く、やりがいのある仕事です。

腸活エステサロンで開業するデメリット


腸活エステサロンの開業には、以下のデメリットもあるので注意しましょう。

・専門店は集客が難しい可能性がある
・整体院などが競合になる可能性がある

腸活を専門としたサロンで開業した場合、特定の顧客層での集客となってしまいます。
そのため、幅広い美容の悩みを解決できるエステサロンと比べて集客に苦戦する可能性があるでしょう。
集客したいターゲットを明確にした上で、そのターゲットに興味を持ってもらえる広告や集客に取り組んでいくことが求められます。
また、整体院など一部のお店では本来のメニューに加えて、腸活をサポートするメニューなどを展開していることがあります。
そのため、身近に老舗や人気のお店が競合となる場合、需要のあるサロンでも上手く集客できない可能性があるでしょう。
周辺に競合となるお店があるかチェックした上で、腸活したい顧客を集客できる立地での開業を目指す必要があります。

腸活エステサロンの開業に必要なものやスキル

腸活エステサロンを開業するにあたって、備品やスキルなどが必要になります。
ここで開業するために必要なもの・スキルをご紹介しましょう。

【開業するために主に必要なもの】
・施術スペース(自宅やマンションの一室、テナント、レンタルサロンなど)
・施術ベッド
・タオル
・カウンセリングツール(テーブル・イス・カウンセリングシートなど)
・PCや事務用品
・ホームページ・SNSなどの集客ツール
・開業資金(設備購入費・物件取得費・資格取得費など)
・運転資金(数ヶ月分の固定費・広告宣伝費)
など

腸活エステは、施術内容によっては着衣のままマッサージができるため、施術ベッドやタオルなど最低限の備品が揃っていれば開業可能です。
施術スペースが必要になりますが、自宅や出張サロンであれば初期費用やランニングコストを抑えて開業できます。

【開業に必要なスキル】
・腸活や施術に関するスキル
・経営スキル

腸活エステサロンで開業するためには、腸内環境や施術に関する知識や技術が必須です。
また、経営者としての経営スキルも必要になります。
経営者は、判断力・決断力・先見力・実行力・コミュニケーション能力など様々なスキルが求められます。
他にも会計や税金といったビジネスにおける実務的なスキルも必要です。
幅広いスキルを求められるため、腸活に関するスキルを身に付けると同時に、経営スキルも学んでいきましょう。

腸活エステサロンの開業に役立つ資格


腸活エステサロンは、特に資格がなくても開業は可能です。
しかし、資格を取得していれば腸活に関する高度な知識・技術を持っている証明になり、サロンの信頼度を高めることができます。
最後に腸活エステサロンの開業に役立つおすすめの資格をご紹介するので、資格取得を目指す際の参考にしてください。

腸セラピー資格講座

日本腸セラピスト認定協会が実施している腸セラピーの資格講座です。
未経験の一般人から医療関係者まで幅広い人が受講しており、本格的な腸セラピーについて学べます。
予習動画で学習した上で、当日会場で試験を受け、合格すると腸セラピー(腸もみ)資格を取得することが可能です。
受講後も復習・練習会があるので、学んだことが身に付いているか確認することができます。
試験会場は全国にあるため、気軽に資格取得を目指せます。

腸リンパデトックスセラピー資格取得講座


SEASメディカルリンパアカデミーが実施する資格取得講座です。
デトックスや腸の動き、酵素学、大腸の役割といった理論を学びつつ、腸リンパにアプローチできる実技を身に付けられます。
申し込むとDVDや教材が届くため、自宅で気軽に学習できます。
受講期間は3ヶ月が一般的で、比較的早く資格を取得できることもメリットです。

腸内環境管理士講座

ヒューマンアカデミーの通信講座で受講できる講座です。
最短3ヶ月で腸活のスペシャリストになれる資格取得を目指すことができます。
専門家監修のテキスト教材で学び、在宅試験に合格すると日本セルフメンテナンス協会が認定する腸内環境管理士を取得することが可能です。
腸活に関する正しい知識や実践方法を学べるので、開業だけではなく、プライベートにも役立つ知識を得られます。

今回は腸活エステサロンを開業するメリット・デメリットや開業に必要なもの、おすすめの資格などをご紹介しました。
腸内環境の改善を目指す腸活に特化したエステサロンはニーズがあるものの、まだまだ数は少ないので、参入するチャンスがあります。
比較的少ないコストで開業できることも魅力なので、腸活の知識や腸もみの技術を活かしたい人はサロン開業を目指してみてはいかがでしょうか。


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