エステ開業

エステサロンの独立開業を目指す人が押さえておくべきポイントは?


エステサロンでエステティシャンとして仕事をしている人が独立開業を目指すという人も少なくありません。
しかし、これまで雇われエステティシャンとして働いていた場合、独立開業に向けてどのような準備をすればいいのかわからない人が大半でしょう。

今回は、エステサロンの独立開業を目指したいと考えている人向けに、どのようなサロン形態があるのか、独立開業をする際に押さえておきたいポイントとは何かを解説していきます。
これから独立開業を目指そうと考えている人は必見です。

エステサロンの独立開業をするなら…自分に合う形態を選ぼう!

エステサロンの形態はいくつかあります。
その中で、どれが自分に合っているかを見極めることが重要になります。
まずはどのようなサロン形態があるのかご紹介します。

自宅サロン

自宅サロンは、その名の通り自宅の一室を使ってエステサロンを開業するという方法です。
戸建でもマンションでも、部屋が空いていればスタートできます。
完全予約制を採用しているケースが多いですが、10時~15時など決まった時間に営業するというスタイルも採用できるでしょう。

自宅サロンの魅力は、店舗まで通勤する時間や交通費を削減できること、プライベートな時間を確保しやすいことなどが挙げられます。
改装にかかる費用も最小限に抑えられるので、初期投資をできるだけ少なくしたいといった場合にもおすすめできるサロン形態だと言えます。
介護や育児で時間的な制約がある、他の仕事と掛け持ちしているといった場合も自宅サロンなら柔軟に対応しやすくなるのでおすすめです。

テナントで開業するエステサロン

テナントで開業するエステサロンは、テナントスペースを借りて開業する方法になります。
物件選びから内装工事まで、オーナーであるあなたが全て行わなければいけません。
時間とコストをかけるので、理想に近いサロンが完成しやすいというメリットが生まれるのはメリットだと言えます。

テナントにオープンするエステサロンでも、自宅から近い場所を選べば通勤時間や交通費は負担に感じにくくなるでしょう。
内装をできるだけシンプルにすることで、内装工事にかかるコストを抑えられます。
最初から規模が大きいサロンにするのではなく、自分で管理できそうな規模からスタートすると負担にもなりにくいです。

マンションを借りて開業するエステサロン


テナントではなく、マンションを借りて開業するという形態もあります。
テナントだとビルの中にある店舗との相性が問題になってしまう場合があります。
サロンの周りに居酒屋やカラオケといった店がある場合、開業したいと考えるサロンのコンセプトと合わない可能性もないとは言い切れません。

一方、マンションを借りて開業する場合は、完全個室で静かな空間を作り出せます。
アットホームな雰囲気のサロンでゆったりと施術を提供したいと考えているなら、マンションで開業するのは特におすすめです。
ただし、マンションによっては商用利用ができないところもあります。
表札に店名を出せないといったケースもあるので、規約を確認してから契約するようにしましょう。

レンタルサロン

レンタルサロンは、オーナーが借りたいと思った時だけ借りられるサロンです。
レンタルサロンの場合、初期投資を大幅に抑えられるというのが大きなメリットとなります。
立地条件が良いレンタルサロンも多いので、足を運んでもらいやすいです。
必要な時だけレンタルできるため、週末だけ開業したいといった場合などにも適した形態だと考えられます。

ただし、レンタルサロンは屋外に看板を出すことができなかったり、利用規約によっては住所を登録できなかったりすることもあるので、集客のハードルが高くなってしまう可能性も考えられます。

エステサロンを開業する際の形態は、このように様々な種類があります。
自分にはどのスタイルが合っているのか検討した上で、どのようなサロン形態にするか決めるようにしましょう。

失敗事例から学ぶ!独立開業のポイントとは?

エステサロンを独立開業したけれど、結局うまくいかなかったというケースも残念ながらあります。
これから開業する人は、過去の失敗事例から成功させるためのポイントを学ぶことが重要になります。
具体的にどのようなポイントがあるのか解説していきましょう。

コンセプトが固まっていない


エステサロンを開業するなら、コンセプトを決めておくことが重要です。
色々なメニューを提供したり、色々な層のお客様に足を運んでもらったりしたいと思うのは当然でしょう。
しかし、提供するメニューが多いサロンやターゲットとする層が絞られていないサロンは、どうしてもコンセプトが曖昧になってしまいます。

また、あなたのサロンの売りは何か、という点もはっきり伝えられるようにしておく必要があります。
それができていないとサロンの魅力が伝わりにくくなってしまい、集客もしにくくなってしまうのです。
他にもエステサロンはたくさんあるので、競合他社に負けないためにもコンセプトやターゲット層、サロンの売りははっきりさせておきましょう。

一貫性があり、ぶれないエステサロンを作ることが重要になります。

サロン経営についての知識がない


大手のエステサロンで長年エステティシャンとして働いてきた人が開業する場合、経験だけで何とかしようとする傾向があります。
技術に定評があったとしても、他のサロンに行ったり、開業したりすると通用しなくなってしまうといったケースも往々にしてあるのです。
サロン経営に関する知識も身に付けておかなければ、どこかで躓いてしまう可能性が高くなってしまいます。
サロンを経営するために必要なものを把握し、準備をしっかりしておかなければいけません。

経営に必要なスキルを身に付けることも忘れてはいけないポイントです。
新規顧客を獲得するための方法やサロンを存続させるための方法、選ばれ続けるサロン作りの秘訣などを念頭に置き、経営戦略を考える必要もあります。

これまで働いていたエステサロンで成功した方法が必ずしもあなたのサロンに合うとは限りません。
エステサロンのコンセプトや規模によって、必要なことが変わるという点も忘れないようにしましょう。
技術だけではどこかのタイミングで経営に行き詰ってしまう可能性が高いです。

大手サロンと同じ方法を実践している


エステサロンを独立開業した人の中には、大手サロンと同じ方法を実践して失敗してしまったケースもあります。
大手サロンとは、スタッフの人数や業務体制、部屋数、設備などが根本的に異なります。
利用するお客様の層も違うでしょう。

上手くいっている大手サロンの真似をするのではなく、自分のサロンに合った経営スタイルを取り入れることが重要になります。

サロンの規模やターゲット層に合わせたアプローチを実践すれば、効率的に集客しやすくなるはずです。

エステサロン

エステサロンを独立開業したいと考えた時、どのようなサロン形態にするかなどを考える必要があります。
自分に合うスタイルで開業すれば、長続きしやすくなるので非常に大切なポイントです。
過去の失敗事例から学ぶこともたくさんあるので、それも踏まえて開業準備を進めるようにしましょう。
そうすることで、成功する確度も高まると考えられます。

お客様から魅力的なサロンだと感じてもらったり、リピートしてもらったりするためには自分のサロンならではの強み・売りを明確にすることも必要です。


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