憧れだったエステサロンを開業しても、経営が思うように行かず悩んでいる方も少なくありません。
そこで今回は、エステサロン経営者がよく抱えている悩みや改善策をはじめ、経営がうまくいく人の特徴を紹介します。
エステサロンを経営している方はもちろん、これから開業を考えている方はぜひ参考にしてください。
エステサロン経営者によくある悩み
サロンの規模に関わらず、サロン経営者の多くは何かしらの悩みを抱えています。
以下では、サロン経営者によくある悩みから4つピックアップして紹介します。
改善策もお伝えするので、ぜひチェックしてください。
集客が思うようにいかない
エステサロンなどのサービス業では、集客は売上に直結する重要な要素です。
どれだけ接客やサービスに自信があり、店づくりに力を入れていても、お客様が来なければ利益にはつながりません。
ターゲット層は常に入れ替わるため、運営歴に関わらず、新規顧客の開拓は常に行うことが大切です。
開業したてなどサロンの知名度が低い場合は、ターゲットに認知してもらえるよう、SNSやチラシを使ってアピールすることも重要です。
リピートにつながらない
エステサロンの経営を安定させる上で、大切なのはリピート率です。
エステサロンをはじめとするサービス業では、リピーターをいかに獲得できるかが非常に重要であり、どれだけ新規顧客を集めても、リピーターを獲得できない限り売上を伸ばすのは難しいです。
リピート率を上げるには、接客やサービスの質はもちろんですが、高い効果を追求することが大切です。
また、リピート率を改善したいならクロージングをしっかり行うのもポイントです。
再来店時に使えるクーポンやリピーター向けのキャンペーンを行うなど、「また行きたい」と思ってもらえるよう工夫しましょう。
スタッフが定着しにくい
エステサロンをはじめとするサービス業全般でいえることですが、スタッフの定着率の低さに悩んでいる経営者は少なくありません。
これは接客を伴うサービス業は、どうしても身体的はもちろん、精神的に疲れやすいことが原因と考えられます。
しかし、サービス業だから仕方がないとスルーしていては、いつまで経ってもスタッフが育たず、売上アップを期待するのは難しいです。
スタッフの定着率を上げたいなら、できるだけ職場環境を整え、働きやすい環境を作ることが大切です。
給与が低すぎないか、残業が多くないかなど、労働環境を見直すようにしましょう。
また、定着率を上げるには、その場所で働く意義を作りだすことも重要です。
このサロンに勤めるとどんな成長やキャリアアップができるのか、具体的なビジョンを作りだすことが大切です。
ランニングコストが高い
ランニングコストとは、何かを続けるために定期的に発生する費用のことをいいます。
エステサロンの場合、経営を継続するには毎月の家賃や人件費のほか、備品や消耗品の購入費用などがランニングコストとしてかかります。
ある程度売上があっても毎月のランニングコストが高ければ経営は圧迫され、廃業に追い込まれることも少なくありません。
ランニングコストを抑えるには、一つひとつのコストを抑えることが大切です。
毎月の出費を書き出し、少しずつでもランニングコストを削減できるよう工夫を積み重ねていきましょう。
経営を成功させるには?うまくいく人の特徴
経営がうまくいく人には、エステティシャンとしての技術力や接客力とはまた違う能力が求められます。
ここからは、サロン経営がうまくいく人に共通する特徴を紹介します。
フットワークが軽い
サロン経営がうまくいく人の多くは、フットワークが軽いという共通点があります。
フットワークが軽いとは、行動力や決断力があり、素早く判断し行動に移せる人のことで、スケジュール調整が上手、コミュニケーション能力が高く誰とでも楽しく話せるといった特徴があります。
フットワークの軽い人は思いついたことをどんどん実行に移せるため、ビジネスシーンでは成功する可能性が高いと言われています。
もちろん、思いつきだけで行動するのではなく、きちんとリサーチしたり経営計画を立てたりと冷静に行動することも大切です。
しかし、新しいことにも挑戦してく姿勢は、経営者に必要なマインドの一つです。
勉強への意欲が高い
美容の常識やトレンド、エステマシンの技術力は常に更新され続けています。
エステサロンを訪れるお客様は美容への意識が高く、最新トレンドにも詳しい方が多いため、サロン経営をうまくいかせるためにはその上をいく知識量が求められます。
最新トレンドや美容情報をこまめにチェックし、新たな情報や技術を取り入れられる人は、経営もうまくいく可能性が高いでしょう。
具体的な目標設定がある
経営がうまくいく人は、「お金を稼ぎたい」「複数店舗を経営したい」などの漠然とした目標ではなく、具体的な目標設定があるのも共通点の一つです。
例えば、3カ月後までに売上〇万円達成と目標を立てた場合、その数字を達成するには1週間でどのくらいの売上を出せばよいのかが見えてきます。
すると、目標を達成するためにしなければならないことが見え、モチベーションも上がります。
経営を成功させたいなら、明確な目標を細かく設定し、スモールステップでも着実に達成させていくことが大切です。
失敗や困難にも負けない心の強さがある
経営がうまくいく人は、例え失敗や困難な状況にぶち当たっても負けない心の強さを持っているのも共通点として挙げられます。
経営者になると、時には泣きたいほど辛い状況や心が折れてしまいそうに感じることがあります。
しかし、そのような時でもただ落ち込んで終わりではなく、状況を冷静に分析し、成功への糧にすることが大切です。
「課題がわかってよかった」と次に活かそうとポジティブに考え、成功に向けて最後までやりきりましょう。
経営を成功させるには、転んでもただじゃ起きない心の強さが重要です。
従業員の教育に力を入れている
従業員の教育に力を入れているのもうまくいっている経営者の共通点です。
従業員を雇っている場合、従業員の頑張りは売上にも大きく関わるため、しっかり教育すること、働きやすい環境を整えることが大切です。
「従業員だからして当たり前」というマインドで接していると従業員の心は離れてしまい、早期離職につながってしまうでしょう。
万が一辞めずにいたとしても、経営者のために頑張って働こう、顧客獲得しようといった気持ちにはならず、給料をもらうためだけに適当に仕事をされる恐れがあります。
成功者は経営が自分一人で成り立つものではないとわかっているからこそ、従業員を大事にしています。
従業員を雇っている、雇う予定がある方は、やりがいをもって働いてもらえるよう職場環境や教育環境を整えましょう。
今回は、エステサロンの経営者が抱えるよくある悩みをはじめ、経営がうまくいく人に共通する特徴を紹介しました。
サロン経営において、集客がうまくいかない、リピーターにつながらないと悩んでいる方は少なくありません。
なかなか思うようにいかない時は、今回紹介した内容を参考に、改善に向けて取り組んでみてください。
また、経営がうまくいっている人には、いくつか共通するマインドがあります。
すぐに考え方や性格を変えるのは難しいですが、うまくいっていないと悩んでいる時こそ、成功している人の考え方やマインドを見習い、ポジティブに捉えることが大切です。