エステサロンを開業するためには、色々と用意しなければいけません。
初めての開業だと、いったい何を用意しておけば問題ないのか分からないという人もいるでしょう。
そこで今回は、エステサロンを開業する際にいるものとは何かご紹介します。
エステサロン開業でいるものを知りたい人は要チェックです。
開業資金は必要不可欠
開業するためには、何よりも資金が必要不可欠です。
家賃や内装費、備品費、設備費、広告費、人件費を用意する必要があります。
家賃
自宅サロンや出張型サロンであれば家賃はかかりません。
しかし、物件を借りてエステサロンを開業するなら家賃は必ず発生します。
オープンしてから軌道に乗るまでのおよそ1年分の蓄えがあると安心できるでしょう。
場合によっては、契約時に家賃数ヶ月分を請求される場合もあります。
内装費
エステサロンは雰囲気も大事なので、コンセプトに合う内装にすることがポイントになります。
リラックスできるような空間作りが必要ですが、コストをかけ過ぎないようにすることも重要です。
居ぬき物件なら、内装などにかける費用が少なくなります。
備品費
エステサロンで施術を行うには、備品も購入しなければいけません。
施術ベッドやイス、マッサージオイル、業務用の化粧品といった消耗品を開業前に用意します。
肌に触れるタオルなどは質の良い物を選ぶようにすると満足度アップにつながりやすくなります。
設備費
エステマシンなどを導入すると設備費は高額になる傾向があります。
高い買い物になると簡単に買い替えられないので、施術のメニューに適しているかしっかりと吟味するようにしましょう。
レンタルやリースが可能なマシンもあるため、最初はレンタルを利用するのもおすすめです。
広告費
技術力が高くても広告ができていないという理由で集客できないケースもあります。
集客ができなければ開業してもビジネスとして成り立たなくなってしまうので、広告は重要です。
フリーペーパーやポスティング、SNSの利用なども活用すると広告費削減につながります。
人件費
スタッフを雇うなら、人件費もかかってきます。
人件費も固定費なので、開業してから半年分くらいは用意しておくと安心です。
エステ開業をするために必要な設備・備品
続いては、エステを開業するために必要な設備や備品についてみていきましょう。
スタッフが使用する設備・備品
レジ
エステサロンの規模によりますが、複数のスタッフを雇うならPOSレジを用意した方が良いでしょう。
自宅サロンやマンションの1室を使うこぢんまりとしたエステサロンで、1人でやっていくならおかないという選択もありです。
文房具
伝票やノート、セロハンテープ、ゴミ箱、筆記用具などの文房具は、書類作成などの際に必要になります。
領収書を発行してもらいたいと考えるお客様もいるので、領収書類も忘れずに用意しておいてください。
スタッフのユニフォーム
スタッフを雇うならお揃いのユニフォームもあると良いです。
1人だけなら必要ありませんが、清潔感のある服装を心掛けるようにするのが大切です。
紙マスク
施術する際は紙マスクを着用するので、開業前に用意しておきましょう。
黒系は避け、白や清潔感のある色を選ぶのが無難です。
施術用ベッド
施術用ベッドも必要不可欠な設備の1つです。
お客様が長時間使用するため、寝心地の良さや快適さを重視して選ぶようにしてください。
どれがいいか迷っているなら、同業者からの意見を聞いて選ぶのがおすすめです。
エステマシン
エステマシンは、どのような施術を行うかによって選ぶべきものが異なります。
フェイシャルなら美顔器などが必要になりますし、ボディならキャビテーションなどの機能が搭載されたマシンが必要になります。
どのような施術を行うのか決めておくと、導入すべきマシンも選びやすいでしょう。
ワゴン
ワゴンは比較的安く手に入るものもあります。
エステサロンの雰囲気に合う、使い勝手が良いなどの観点から選んでみてください。
お客様が使用する設備・備品
・タオル
・ペーパー下着
・スリッパ
・消毒スプレー
お客様が使用する備品は、できるだけ質が良い物を選ぶのがおすすめです。
節約したいという理由から古くなったタオルを使い回しているサロンも中にはあるかもしれません。
コスト削減につながる行為ではありますが、お客様が肌触りの悪いタオルを使うことになります。
それではいくら施術のレベルが高くても、満足度が下がってしまう可能性があるので要注意です。
非日常の空間でリラックスしてもらいたいなら、できる限り質が良い物を使いようにしましょう。
お客様が使うローブやタオルなどは消耗品だと認識し、定期的に新しいものに取り換えると顧客満足度が高くなります。
接客に使う設備・備品
お客様が気持ちよく利用できるようにするには、接客にも気を付けなければいけません。
至れり尽くせりな対応をしてもらえると誰もが嬉しいと感じるものです。
そのため、資金的に問題がないならカップやグラス、飲み物などを用意しておくのがおすすめです。
また、メイク道具一式やソファ、お客様用のハンガー、傘立てなども用意されていると使いやすいと感じてもらいやすくなります。
音楽や映像などサロンの雰囲気に合うものをチョイスして流しておくとよりリラックスしてもらえます。
それだけではなく、雑誌やタブレットも用意しておくと待ち時間が生じた時に時間を持て余さずに済むでしょう。
完全予約制であっても、少し待ち時間ができてしまうケースは珍しくありません。
その時間が退屈だと感じる人もいるので、時間を有効活用できるように整えておくと喜ばれます。
エステサロンを開業するのであれば、お客様が快適に過ごせるような空間作りを意識する必要があります。
そのためには、いるものを把握しておかなければいけません。
設備や備品を用意するための資金も必要となります。
これからエステサロンを開業しようと考えているのであれば、ぜひ今回の記事を参考にしながら準備を進めてみてください。
いるものを把握しておけば、スタッフは施術しやすいと感じられますし、お客様はリラックスできる空間だと感じられるようなエステサロンを作り上げられます。