エステ開業

海外でのエステサロン開業という選択肢はアリ?


日本のエステサロンは、参入障壁が低い上、特別な資格がなくても始められることから、現状飽和状態と言われています。
そのため、海外でエステサロンを開業すればよいのではないかと考える方もいるのではないでしょうか。
実は、海外でのエステサロン開業も、国内での開業に匹敵するほどおすすめです。
とはいえ、海外での開業となると、難しそう、上手くいかなさそうなど、ネガティブなイメージが浮かびがちです。
今回は、海外でのエステサロン開業がおすすめの理由、メリット、必要なスキルなどをご紹介します。
エステサロンを開業したいけど埋もれてしまわないか心配、海外でのエステサロン開業に興味があるという方は、ぜひ最後までご覧ください。

海外でのエステサロン開業がおすすめの理由

まずは、海外でのエステサロン開業がおすすめの理由を見ていきましょう。
おすすめの理由は、以下の3つにあります。

海外でもニーズが高いから


日本では、女性はもちろん、エステに関心を持つ男性が増えてきていることから、需要の高いサービスの1つと言えます。
では、肝心の海外での需要はどうなのでしょうか。
海外でも同様、エステの需要は多くの国で高まってきています。
そのため、海外でエステサロンを開業したいと考えている場合は、このチャンスを逃さないように準備していくことが大切でしょう。
海外でエステ需要が高まっている理由として、SNSや動画配信サイトで美容に関する情報を手に入れやすくなったことが考えられます。
また海外では、ヘルスケアとしてエステを利用する方も増えているようです。
ヘルスケアとなれば、スペシャルケアより高い頻度での利用になることも十分に考えられます。
これらを踏まえると、日本のエステサロンよりもリピーターの獲得が容易になる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

日本人のエステティシャンが人気だから

「繊細」「丁寧」「おもてなし」といった評価を受けている日本人のエステサロンとなれば、注目する外国人は多いでしょう。
国や地域によってエステに対する考え方は異なりますが、繊細や丁寧、おもてなしの心といった部分は施術に限らず、様々なシーンで輝きます。
物珍しさだけでなく、技術や接客で顧客確保が狙えるのも、海外でのエステサロン開業がおすすめの理由です。

観光客向けエステサロンも人気


近年、観光客向けのエステサロンが高い人気を誇っています。
特に観光に力を入れている国では、旅行疲れを癒すためのサロン、リゾート施設を多く展開しています。
また、美容目的の旅行をする人が増えていることも注目ポイントです。
海外の美容文化体験として旅行先でサロンに訪れる観光客も多いことから、海外のエステサロン需要は高いと言えます。

海外でエステサロンを開くメリットとは

では次に、海外でエステサロンを開業するメリットを見ていきましょう。
おすすめの理由と合わせて考えると、より海外での開業に魅力を感じるはずです。

日本では学びづらい技術を習得できる

海外には、日本には伝わっていない・普及していない技術があります。
美容に関する関心は世界的に上がり続けているため、世界各国で新しい技術が作り出されているのです。
もちろん、日本ならではのサービスを提供することも大切ですが、海外の技術を取り入れながらより良いサービスを提供できるようになれるのは、海外での開業ならではのメリットと言えるでしょう。
最終的には、そこで習得した技術を日本で提供することも可能です。
日本で普及していない技術であれば、新しいビジネスチャンスを掴めるかもしれません。

語学力が上がる


語学力が上がるのも海外開業のメリットです。
例えば、母国語で接客できる日本で外国語を勉強していても、思うように身に付かなかったり、挫折してしまったりすることは少なくありません。
しかし、外国語で話すしかない状況に陥っても、一生懸命聞き取ろう、どうにか伝えようとするため、自然と語学力が上がりやすくなるのです。

他のサロンとの差別化がしやすい

冒頭でもお伝えした通り、日本ではエステサロンが点在していることから、飽和状態になっています。
その点、海外での開業であれば、日本と比較したとき、他のサロンとの差別化が図りやすくなるのです。
そもそも日本人のサロンというだけで、かなり大きな個性になるため、現地のサロンよりも注目を集めやすいのは確かでしょう。

海外でエステサロンを開業する時に必要なスキル

次は、海外でエステサロンを開業するときに欠かせないスキルをご紹介します。

英語スキル


海外でエステサロンを開業するメリットとして語学力アップを挙げましたが、働く上で日常会話ができる程度の英語力は必要です。
日本人ならではの繊細で丁寧なサービスを提供するためには、ある程度の英語スキルは欠かせないと言えるでしょう。
英語よりもその他の語学スキルがアップすると考えておくと良いかもしれません。

資格やライセンス

日本では無資格でもエステティシャンとして働けますが、国によっては資格がないと働けないところもあります。
資格を重視する国も多いことから、資格やライセンスの取得は必須と言えるでしょう。
特に国際ライセンスは海外でのエステサロン開業を検討する場合、取得しておきたい資格です。
国際ライセンスとしては、以下のようなものが挙げられます。

CIDESCO(シデスコ)国際ライセンス
INFA(インファー)国際ライセンス
ICAM(イカム)国際ライセンス

どの資格にもそれぞれ特徴がありますが、全てエステティシャンのスペシャリストと名乗れるほどの価値があります。
もちろん、国際ライセンスを持っているからどの国でも成功すると断言することはできません。
とはいえ、日本でエステティシャンとして働く場合も役立つ資格なので、エステティシャンのプロを目指したいという方はぜひチェックしてみてください。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、海外での開業に限らず、日本で働く上でも欠かせないスキルです。
エステに訪れる人は何らかの悩みを抱えていることがほとんどであるため、それを聞き出したり、施術の提案に納得してもらったり、コミュニケーションスキルがないと対応できないシーンがいくつもあります。
サロンの売り上げを左右する物販を多くの人に購入してもらうためにも、コミュニケーションスキルが必要です。
エステサロンでは、通常のコミュニケーションスキルに加えて、臨機応変に対応できる力もつけておきたいところです。

異文化理解

美容に対する考え方が日本とは異なる国が多いため、異文化理解を深める力も必要になります。
せっかく海外でエステサロンを開業しても、文化の違いによって理想とのギャップを感じ、失敗してしまうケースが少なくありません。
開業を考えるなら、エステサロンを開く国についてよく学んでおくことが大切です。

今回は、海外でのエステサロン開業がおすすめの理由、海外での開業で得られるメリット、開業の際に必要なスキルをご紹介しました。
日本にはエステサロンが点在していることから、差別化しづらかったり、リピーターが付かなかったりするケースが多いです。
しかし、海外で開業すれば、差別化しやすい、日本人サロンというだけで注目されるといったメリットがあります。
とはいえ、語学力や文化の違いで辛く感じることがあるかもしれません。
海外でエステサロンを開業する場合は、事前にしっかりとした準備をすることが大切と言えるでしょう。


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