矢野経済研究所が、女性の美容インナーケアに関する消費者アンケート調査を実施し、全国在住の20~70代女性における美容意識や美容上の悩み、美容サプリ・美容食品等の摂取・利用状況を明らかにしました。ここでは、美容関心層における美容サプリ・美容食品等の現在摂取率、1か月あたりの支出金額、摂取理由に加え、美容対策としての腸活実施率や、腸活の実施有無別にみた摂取商品の種類・形態についての分析結果を紹介します。
調査は、女性の美容意識や美容上の悩み、美容サプリ・美容食品等の摂取状況を明らかにすることを目的として、2026年5月~6月にかけて、全国の20~70代女性を対象に実施されました。調査は2段階で構成し、まず20~70代女性5,657名を対象に、美容に対するスタンスなどを尋ねる事前調査を実施。このうち、美容に関心があると回答した3,028名を美容関心層とし、美容上の悩みや美容対策、美容や見た目のケアを目的とした商品の摂取状況、1か月あたりの支出金額などについて調査しています。さらに、この美容関心層(3,028名)のうち、美容や見た目のケアを目的として、サプリメント、美容効果が期待される市販の加工食品・飲料、医薬品・医薬部外品のいずれかを現在摂取している1,424名を対象に、本調査を実施しています。
事前調査の結果、20~70代女性5,657名のうち、美容に対して「今の悩みやマイナス状態を改善したい(改善・回復)」または「今のきれいな状態を維持し、将来の変化に備えたい(予防・維持)」と回答した美容関心層は53.5%を占めました。美容関心層3,028名における現在摂取率は「サプリメント」が50.7%で最も高く、「美容効果が期待される市販の加工食品・飲料」が33.7%、「医薬品・医薬部外品」が24.2%となっています。
また、美容関心層(3,028名)における美容サプリ・美容食品等への1か月あたりの支出金額は、金額帯別で「1,000円~3,000円未満」が18.6%、「1円~1,000円未満」が17.0%、「3,000円~5,000円未満」が11.4%となり、5,000円以上を支出する割合は10.3%となっています。
加えて美容関心層のうち、美容サプリ・美容食品等を現在摂取していると回答した1,424名に摂取理由を尋ねたところ、「身体の内側から美容にアプローチしたい」が51.9%で最も高く、「手軽で、日常的に取り入れやすい」が47.4%、「塗るだけのケア(化粧品)では限界を感じた」が39.1%で続きました。美容サプリ・美容食品等には、身体の内側からケアできることや日常生活に取り入れやすいことに加え、化粧品だけでは補いにくいケアへのニーズがみられる結果となっています。(表1)

表1
幅広い年代で見られる腸活を通じたインナーケアの拡大傾向
美容関心層(3,028名)のうち、現在行っている美容対策(複数回答)として「腸活」を挙げたのは全体で28.1%となっています。年代別では、20代が24.3%、30代が24.1%で、40代以降は年代が上がるにつれて腸活実施率が高まり、60代、70代ではともに33.1%です。 次に、美容関心層(3,028名)のうち、美容サプリ・美容食品等を現在摂取していると回答した1,424名を、腸活実施者(583名)と腸活非実施者(841名)に分け、現在摂取している商品の種類・形態を比較。錠剤・カプセル状のサプリメントの摂取率は、腸活実施者が63.0%、腸活非実施者が64.1%で、大きな差はみられなかった一方、「腸活・発酵食品(機能性ヨーグルト、乳酸菌飲料など)」は、腸活実施者が54.9%、腸活非実施者が20.7%となり、両者の間に大きな差がみられる結果となっています。(表2)

表2

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル
