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8割以上の働く女性が「健康」や「若々しさ」を保つためにインナーケアに取り組む


ナガセビューティケァ(東京都中央区、千葉敏英社長)は全国の20歳〜50歳代の働く女性を対象とした『働く女性の「インナーケア」に関する意識調査』を実施し、その調査結果を発表しました。(調査期間は2021年10月27日〜29日、有効回答数は500人)。

調査ではコロナ禍において自宅で過ごす時間が増え、身体の内側にまで労われるようになった女性が増えたと推察される昨今、インナーケアに対してどのような価値観が生じ、実際に行動にどう変化したかなどの実態が浮き彫りになりました。

インナーケアという言葉は「知らない」が全体の7割

「インナーケア」という言葉を知っていますかと尋ねたところ、「聞いたことはあるがよく知らない」(35.8%)、「知らない」(35.8%)と答えた人が全体の7割に上りました。年代別で比較すると、「よく知っている」と答えたのは20代が20.0%で最も多く、一方、「知らない」と答えた最も多い世代は40代で44.0%という結果となりました。

コロナ禍以降のインナーケアは「体温を測る」が最多に

コロナ禍以前とコロナ禍から取り入れているインナーケアについて質問したところ、コロナ禍以前は「野菜を先に食べる」(38.0%)という回答が最も多く、「バランスの良い食事を心がける」(37.0%)、「入浴の際、湯船にゆっくりつかる」(36.4%)と続いています。食事や入浴など、日常生活の中で工夫されている人が多い様子が伺えましたが、コロナ禍以降は「体温を測る」(21.8%)が最多となっています。

インナーケアをコロナ禍以前から実施している人は3割。コロナ禍で意識して実践を始めたのは1割

コロナ禍において特にインナーケアを意識してするようになったかを尋ねたところ、全体の1割が「コロナ禍から意識して実践している」(9.8%)と答え、「コロナ禍以前から意識して実践している」と回答した人は3割(30.0%)でした。一方、「コロナ禍以前から意識していないし、実践していない」人も3割(31.0%)となり、全体と年代別でも最も多い回答となっています。

インナーケアを取り入れたきっかけは「身体を動かさなくなったこと」が約8割を占める

インナーケアを取り入れるきっかけについては、「家で過ごす時間が増えて身体を動かさなくなった」(45.3%)という回答が最も多く、「身体を動かさなくなり体重が増えた」(29.6%)と続きました。コロナ禍で「身体を動かなくなったこと」がきっかけで、健康への危機感を持ち、また実際に症状として表れている人が多いことが浮き彫りになった感じです。

インナーケアで最も解決したいのは「体重の増加」

インナーケアに取り組んでいる人に解決したい悩みについてしたところ、全体で「体重の増加」(4 8.0%)が最も多い回答で、全ての年代で1位もしくは2位となっています。コロナ禍によって運動量が減少傾向にある事も影響して、体重の維持はどの年代でも抱えている悩みといえそうですね。

年代別で比較すると、20代では「体重の増加」に次ぐ悩みが「ストレス・不安感」(39.1%)となり、若い年代では精神的な悩みを重視している傾向があるようです。
肌など「見た目」に関することでは、20代は「毛穴の目立ち、黒ずみ」(33.6%)、「肌のニキビ」(29.1%)など若年層特有の悩みが上位に入り、50代では「肌のたるみ」「肌のシミ」(22.6%)、「肌のしわ」 (18.9%)など加齢に関する悩みが10位以内に入る結果になりました。

インナーケアの悩みを全て解決できるなら1か月に5,000円までならかけても良い

インナーケアに1か月でどの程度お金をかけているかについて質問したところ、「0円」(34.2%)が最も多く、次いで「1,000円〜1,499円」(12.4%)、「5,000円以上」(10.2%)と続きました。お金をかけずに日常生活の範囲内で取り入れている人と毎月まとまった費用をかける人と、二極化している傾向があるようですね。

さらにインナーケアの悩みを全て解決できるとしたら、月にいくら金額をかけられるかについて質問したところ、 全体では平均で4977.7円となっています。年代別では、50代が最も高い金額で5361.5円、最も低い金額は40代で4694.7円という回答結果となりました。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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