アースケア社が30〜40歳の女性100名に「化粧品の好転反応」に関する調査を行なった結果、30.5%の人が「化粧品を使用すると好転反応が起こることがある」と考えている様子がわかりました。(グラフ1)
化粧品を購入して、初めて使用してみると、「顔がヒリヒリと痛かったり痒かったりする」といった反応が出ることがあります。化粧品ショップの店員さんや、友人に聞いてみると、「使い続ければ綺麗になる」、「好転反応だから大丈夫」などと言われることがある人もいるかもしれません。
しかし好転反応だと思ってそのまま使い続けるのは危険です。「好転反応」だと信じて使い続けた人の健康被害が数多く報告されており、消費者庁からも注意が呼びかけられています。消費者庁では「好転反応に科学的根拠はない」と示しています。つまり化粧品に関しては「好転反応」はありえません。化粧品を使い始めて肌に異常が出た場合は、すぐに洗い流し使用は中止し、症状がひどい場合は必ず皮膚科の受診をするようにしましょう。
また、化粧品を初めて使用する際は、パッチテストを行い、肌にアレルギー反応等が出ないか確認することが重要です。(グラフ2)
購入した化粧品に期待したくなる気持ちは良くわかりますが、肌トラブルが悪化してしまうと、治すのに費用・時間がかかってしまい、結果的に後悔することになってしまいます。