世の中には、様々な『娯楽』があります。テレビ、ゲーム、映画、旅行、ショッピング。1人で楽しむこともあれば、友人や知人と楽しむこともあると思います。特にスマートフォンの普及により、すき間時間で楽しむこともできる『娯楽』も増えています。そのような中で、『娯楽』は人生を”楽しむ”ための重要なパーツになっています。
子供がいる人の未来を応援するWebメディアとして、子供がいる人の充実したライフスタイルに貢献するべく「ひとり親向け支援情報・サービス」や「理解者と出会うための恋活・婚活情報」「ステップファミリーの知識」といった情報を発信している株式会社ReRe(リリー)が、ひとり親の『娯楽』に関する現状・ニーズを把握するためのアンケート調査を実施し、その結果を公表しましたので紹介します。
調査はオンラインによる無記名式アンケートで行われ、シングルマザー100名(20代8名・30代46名・40代29名・50代17名)、シングルファザー17名(30代9名・40代5名・50代3名)の計117人から回答を得ています。
最初の質問では1ヶ月の娯楽費にかける費用に聞いています。母子家庭(シングルマザー)では半数が3,000円以下と最も多い結果です。(表1)
ひとり親になる前と後での娯楽の頻度について聞いた質問では、母子家庭(シングルマザー)で減った娯楽1位は「ショッピング・美容」で、2位が「旅行・ドライブ」で、父子家庭(シングルファザー)の1位が「旅行・ドライブ」、2位に「友人との交流」が上がっています。一方、増えた娯楽については共に「特になし」という結果です。(表2)
ひとり親向けに不足していると感じている情報について聞いたところ、シングルマザー、シングルファザー共に「ひとり親の娯楽向け支援制度・手当」が最多でした。(表3)
娯楽を楽しむことで影響があることでは、共に「心身のリフレッシュ」と「リラックス・楽しみによるストレス軽減」が上位を占めています。(表4)
最後に「ひとり親家庭教養ホーム」など、レジャー施設の利用料が割引になる自治体の支援制度があることの認知度を聞いたところ、シングルマザー・シングルファザーとも、94%が「知らなかった」と回答しています。(表5)
今回のアンケート結果から、『娯楽』がもたらす効果として、ひとり親自身のストレス軽減効果、リフレッシュによる子育てや仕事のモチベーションの向上や親子の絆を深める機能などがあげられ、娯楽に対する期待が非常に高いことが明らかとなりました。
一方、ひとり親家庭において、娯楽にかかるお金や時間の確保が難しいことや、ニーズが大きいにもかかわらず娯楽に関する支援制度の認知率が低いことなどが課題として明らかになりました。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル