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女性の自立と活躍を応援!!


「働きたい女性が個性と能力を十分に発揮できる社会」の実現を目的として整備された女性活躍推進法。2016年の施行開始から7年、その間2度の改正を行いながら、社会は確実に変わろうとしています。
法整備以前から女性が活躍する美容業界において、多大なる業績を出し続けている株式会社ARTISTIC&CO. GLOBAL代表取締役 金 松月氏に女性の自立と活躍について話を伺ってきました。

株式会社ARTISTIC&CO. GLOBAL 代表取締役 金 松月 氏

[プロフィール]
1983年、吉林省出身。日本の大学に留学後、通訳として活躍。2015年、株式会社ARTISTIC&CO.入社。現在は株式会社ARTISTIC&CO. GLOBAL代表取締役。

男女の区別なく、誰もが働きやすい環境を整えることが私の役目。

今、男女平等や女性活躍推進など、いろいろと言われていると思うのですが。当社の場合、女性応援というよりエンドユーザーの9割が女性です。

だからと言って、この仕事に関わるのに女性しか駄目とか男性しか駄目とかってそういう決め付けは一切していません。
仕事の役割分担も、これは女性の仕事、これは男性の仕事という分け方もないですね。

例えば、工場内で荷物を運ぶのにフォークリフトを使うのですが、弊社では女性社員が当たり前のように操作しています。
フォークリフトを運転するには、免許が必要なのですが皆さん自分から取得に行っています。決して私が「取りなさい」と言ったわけではありません。
採用に関しても、まず男性女性という区別はないのですが、気がつけば女性の割合が80%近くなっているというのが現状です。
社屋の引越の時も、女性社員が率先して荷物の組み立てをするぐらい、皆たくましいんですよ。
お客様のほとんどが女性で、社員の8割が女性となると、女性が抱えている悩みも他の企業さんに比べ、耳にすることも多いのかなという気は、やはりしますね。
職場において、男女関係なく業務に関係する悩みがあれば、それを解決するのも私の役目。会社が働きやすい環境を整えれば、社員はベストを尽くしてくれる。これが私のマネジメントの考え方です。

女性の自立とは経済だけじゃない。


女性の自立というとイコール経済的な自立と思われがちですが、私はそうは思いません。
大切なのは精神的な自立だと考えています。専業主婦だから自立できてないわけでもなく、専業主婦でも立派に自立できている方も沢山いらっしゃいます。

私が思う、精神的な自立とは「自分で自分を受け入れてあげる」こと。
例えば、女性の美しさは100人いたら100通りの美しさがあるわけで、他人と比べるのは違います。
歳だからと諦めるのではなく、年齢を重ねたがゆえの美しさもあると思っています。

日本に来て、日本で仕事をして感じるのは日本人はなぜか自己評価が低い。どうしてなんでしょうね?
「どうせ私なんか」みたいなことを言い出したら、周囲も暗くなってしまうじゃないですか。
仕事に限らず、思い通りにならないことや出来ていないことで自分を責めたりしても意味がない。コンプレックスも含めて「これが私」と自分を受け入れ、大切にして欲しいというのは思います。
なぜならば、自分で自分を大切にできないと人が、他人を大切にすることは出来ないと思っていますし、自分ですら自分を大切にしなかったら、他人はもっと大切にしてくれない。

ダメと嘆くよりも、なりたい自分に近づく努力こそが精神的な自立と考えています。
例えば、お肌のお手入れを頑張って、他人から「キレイですね」と褒められば、それだけで気持ちが上がりますよね。
美顔器に関してですが、グローバルな視点で見たとき、日本の場合、ものづくりに対しての思いや品質を伝えます。もちろん、それはそれで大切なのですが、モノありきでのプレゼンですね。
その点、韓国は「商品を使うことで得られるメリット」を伝えます。私たちの販売方法は韓国式で行っています。美顔器という機器を売るのではなく、価値を売る。その人の夢を叶えるためのプロセスとして買っていただくのだというのを大切にしています。
そして買った人が、美顔器を使うことで自分自身の価値を見いだし、精神的な自立を果たしてくれればいいなと思っています。

離職率の低さは自慢。育休後、ほとんどの社員は戻ってくれる。


女性が多い職場ですが、育児休暇はどんどん取ってくださいと推奨しています。また、休暇が終わっても育児中心で仕事をしてくださいとも伝えています。

なぜなら、自分を失ってまで働いて欲しくないからです。世の中で最も大切なのは、自分です。自分を犠牲にして仕事することで、周囲を幸せに出来ますか?と私は問いたいですね。
社員数に余裕があるわけではありません。ですが、育児休暇ばかりでなく子供の発熱などで急な休みを取らなければいけないことも出てくるでしょう。
そんな時は、誰かがカバーする。その分、誰かが休むときは自らが率先して」、カバーに入る。私が押しつけたわけでもないのに、自然と協力し合う体制が出来ているのです。
だからでしょうか。弊社の自慢の一つに離職率の低さがあげられます。ほぼ100%の社員が育児休暇の後、戻ってきてくれるのです。

美顔器を通して、そこで働く人、使う人が精神的に自立し、楽しく活躍できる社会をつくることに貢献していきたいと思っています。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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