エステ開業

エステサロン開業に関する不安はコンサルタントに相談してみよう!


エステサロンを開業するためには、出店先探しから予算の算出、施術メニューやエステ機器の選定など様々な準備が必要です。
「一人で準備を進めるのは不安」、「何からはじめたらいいかわからない」と困っている方もいるでしょう。

そんな時は、経営の専門家「コンサルタント」に相談するのがおすすめです。
今回は、エステ開業に際して経営コンサルタントを導入するメリットや、支援を受ける時の流れ、コンサルタントの選び方をご紹介していきます。
エステ開業に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンサルタントを導入するメリット


コンサルタントには、それぞれに得意とする専門分野ありますが、エステの開業をサポートしてもらう際は、エステサロン専門の開業支援コンサルタントを利用するのがおすすめです。
まずは、コンサルタントを導入するとどのようなメリットが得られるのかご紹介します。

出店地や物件についてアドバイスが受けられる


エステに限らずサービス業にとって、どこに出店するかは売上を大きく左右するため、立地や物件選びが非常に重要です。
エステサロン専門の開業支援コンサルタントであれば、過去のデータやトレンドから、多くの集客が見込める土地や物件についてのアドバイスが受けられます。
エステ開業に向いている物件情報を多数保有しているコンサルタントも多く、開業準備もスムーズに進みます。
自宅サロンの場合も、その土地に多く住んでいる年齢層や性別などをリサーチし、客層や集客率をシュミレーションしてもらうことも可能です。

お店のコンセプトを明確にできる

自分が理想とする店舗像があったとしても、予算や立地の都合上、すべて実現することは難しいケースも多いです。
そこでサービス内容を妥協したり、導入したい機械を諦めたりするオーナーの方もいるでしょう。
しかし、開業支援コンサルタントに相談すれば、理想を聞き入れてくれた上で、実現に向けた具体的なアドバイスをしてくれるので、より現実的なコンセプトを練ることが可能です。
たとえ、実現が難しい内容だったとしても、すべてを否定せずにどこが難しいのか教えてくれ、代わりにこうしたらどうかといった提案もしてくれます。
また、コンサルタントの人脈から取引先を紹介してもらえることもあるでしょう。
導入したい設備があっても予算の都合上難しい場合は、中古やリースの利用、無理のない範囲でローンを組み、導入できる設備を選んでみてください。

店舗運営のノウハウが得られる


開業後はある程度集客できても、リピーターや新規顧客に伸び悩むケースも多いです。
開業支援コンサルタントは、開業前の準備はもちろんのこと、開業後も運営が軌道に乗るまでサポートしてくれます。
多様化している支払い方法に必要な契約や、SNSを効果的に使った集客方法、リピーターを獲得するための要素なども勉強できます。
自分で様々な方法を試しながら運営していくよりも、成功例や失敗例などの知識を豊富に持ったコンサルタントからノウハウを得ることで、貴重な時間を無駄にせず済みます。

エステサロン開業支援の流れ


エステサロンの開業・独立において、エステ開業支援コンサルタントを導入すると、大まかに以下のような流れで支援を受けることができます。

開業相談

まずは、開業までの流れをしっかり把握する必要があります。
そのためにターゲット層や施術メニュー、商材、必要な物のピックアップなどを行います。
その他、疑問点があればこの段階で質問し、解消しておきましょう。

初期費用の準備

初期費用を準備するため、開業までに必要な経費を算出します。
その上で資金計画をたて、運転資金の使い道や利用できる補助金、助成金などについてサポートしてもらいます。

売上目標と集客計画をたてる

客単価の出し方や集客目標、集客計画について相談し、店舗形態やサービスに適した売り上げ目標を設定します。
さらに、目標を達成するために必要な回転数も、この時点で割り出します。

メニューと価格を決める

提供するメニューの決定と、それに適した価格の設定をします。
売上アップにつながるメニュー表やホームページの作成方法、効果的なキャンペーン内容についてもアドバイスが受けられます。

コンサルタントを選ぶ時に重要な7つのポイント

つづいて、コンサルタントの選び方をご紹介していきます。
以下の7ポイントに気を付けて、最適なコンサルタントを選びましょう。
エステティシャン

1.専門分野を確認

コンサルタントは、総合コンサルタントと専門コンサルタントの2つに大きく分けられます。
総合コンサルタントとは、特定の業界について幅広い知識とノウハウを持っていて、企業の全般的なコンサルティングを行っています。
一方、専門コンサルタントは、特定の分野において深い知識を持っていて、その分野に対してコンサルティングを行っています。
例えば、医療コンサルタントや飲食店コンサルタントといった例があげられます。
まずは、得意としている専門分野を確認し、必要としているコンサルタントを選びましょう。
先でもご紹介しましたが、エステ開業においては、エステサロン専門の開業支援コンサルタントがおすすめです。

2.実績をチェック


これまでの実績も、大きな判断材料になります。
過去にサポートしてきた会社や、どのような成功を収めたのかといった情報は、大手の会社であればホームページで確認できることが多いです。
中には、5,000店舗以上のエステサロンの独立開業を支援してきた会社もあり、実績が豊富なほど成功のためのノウハウも、多く持ち合わせていると考えられます。

3.予算に見合っているか

コンサルティング報酬の金額や支払い方法は、コンサルティング会社によって異なります。
例えば、定額報酬型の場合は、見積りに応じてあらかじめ決まった金額を支払います。
成功報酬型の場合は、最低限の費用を先に支払い、さらに基準となる売上や集客数達成などの成果によっても報酬が発生します。
また、実働時間によって算出する時間単価型といった契約形態もあるので、予算に見合ったコンサルティング会社を選びます。

4.提案がお店の方向性と一致しているか

適切なコンサルティングを受けるには、コンサルタントと自分がイメージするお店の方向性が一致していなければいけません。
初回の打ち合わせを無料としている会社も多くあるので、実際にコンサルタントに会ってヒアリングを受け、お店のコンセプトを伝えた上で、納得できるアドバイスや方向性を提示してくれる所を選ぶことが大切です。
担当のコンサルタントと、しっかりとしたコミュニケーションがとれていないと、後々方向性にズレが生じてしまいます。

5.アフターフォロー

アフターフォローに力を入れていて、開業後も長期的に支援してくれるコンサルタントを選ぶ方法もあります。
アドバイスを受け営業を始めた結果、ミスマッチはないか、無事軌道に乗ったかなどのヒアリングが受けられ、次の課題が見つかった時には新たなアドバイスがしてもらえると心強いです。
長期的なサポートを希望するのであれば、アフターフォローが充実している会社がおすすめです。

6.複数の会社を比較


コンサルタント選びで失敗しないためには、複数の会社を比較し検討することが重要です。
初めてコンサルティングを利用する人にとっては、選定の基準や依頼の流れがわかりづらいものです。
しかし、複数のコンサルティング会社について情報収集していくうちに、それぞれの違いや何を強みにしているのかも、みえてくるでしょう。
複数の会社を比較するには、直接問い合わせる方法と、比較サービスを利用する方法があります。
直接問い合わせる方法は、手間と時間はかかりますが、細かなや内容まで質問できるのがメリットです。
比較サービス利用のメリットは、複数の会社を同時に比較できるためスピーディーなこと、客観的な視点からチェックできることです。

7.口コミや評判は参考程度に

口コミも判断材料のひとつですが、情報の正確性には注意が必要です。
会社のマーケティング手法によって意図的に載せられた口コミや、少数の顧客の思い込みによって広まった口コミの可能性もあります。
自分でしっかりリサーチした上で、口コミや評判は、参考程度に捉えておくと良いでしょう。

今回は、エステ開業においてコンサルタントを導入するメリットと、導入した場合の支援の流れ、コンサルタント選びのポイントをご紹介しました。
エステを開業するには多くの準備が必要な上、開業後もお店を維持していけるのか不安は尽きません。
そんな時は、開業から経営が軌道に乗るまでサポートしてくれるコンサルタントを導入すると心強いでしょう。
エステ経営を成功させたい方は、今回の記事を参考にコンサルタントの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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