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『胎児と授乳中に必要なオイルのお話』出版記念講演&ランチパーティー盛況

松山夕稀己氏 著書出版記念講演会&ランチパーティー

胎児期の栄養からPANS支援まで。70名が集い、次世代の子どもの健康を考える。

 2026年7月に発刊された松山夕稀己氏の著書『胎児と授乳中に必要なオイルのお話』の出版を記念した講演会&ランチパーティーが8月30日、会員制レストラン「銀座飛雁閣」で開催された。
 当日は医療関係者をはじめ、企業経営者、投資家など幅広い分野から総勢約70名が参加。豪華な料理を囲みながら、胎児期からの栄養と子どもの発達について学ぶ華やかな会となった。

 参加希望者はさらに多かったものの、会場のテーブル数に限りがあり、やむなく参加を断った人も少なくなかったという。終了後には早くも「ぜひ第2回を」との声が上がるほどの盛況ぶりだった。
 司会は香取祐子氏。松山氏の講演、集合写真、乾杯・食事、参加者同士の交流へと進行した。
冒頭、松山氏は今回の会について、単なる出版記念にとどまらず、医療、企業、投資など異なる専門分野で活動する人々が横につながり、子どもや家族を取り巻く社会課題への取り組みを広げていく場にしたいと、その思いを語った。

 講演では、胎児期から乳幼児期における脳の発達と栄養の重要性を解説。「子どもの発達は遺伝だけで決まるものではなく、環境、栄養、周囲の関わり方など、さまざまな要素の影響を受ける」とし、脳と腸の関係、脂質、たんぱく質、鉄、マグネシウム、亜鉛などの栄養素について紹介した。
 特に著書のテーマでもあるDHAやオメガ3などの必須脂肪酸については、子どもの脳の発達との関わりを研究データや自身の経験を交えて説明。クリルオイルについても、オメガ3のほか、コリン、リン脂質、アスタキサンチンなどを含む特徴を紹介した。

 さらに松山氏は、発達障害児とその家族を支援する取り組みとして、子どものショートステイ構想についても言及。親が安心して休める時間をつくることが、家族全体を守ることにつながるとして、食育を含めた支援の必要性を訴えた。
 続いてスクエアクリニック(神奈川県川崎市)院長、本間良子医師が「PANS」について講演。PANSとは、感染症やアレルギー、免疫反応などを契機に、子どもに突然、強い不安やこだわり、食事への抵抗、学習能力の変化などが現れることがある病態だという。

 こうした変化が、発達障害や性格、単なる「わがまま」として見過ごされる可能性を指摘し、「子どもに急激な変化が起きたときには、感染や炎症など別の可能性にも目を向けてほしい」と早期発見・早期介入の重要性を呼びかけた。
 食事を楽しみながら学び、講演後には名刺交換や松山氏との記念撮影など、参加者同士の交流も活発に行われた今回の出版記念会。
 一冊の本をきっかけに、胎児期からの栄養、子どもの発達、そして家族を社会全体で支えるという新たなネットワークが生まれた3時間となった。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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