睡眠市場が拡大する中、疲労回復を訴求したリカバリーウェアのヒットを始め、健康食品やスリープテックなど、各社からさまざまな睡眠ケア商品が登場していますが、一方で、睡眠課題を抱える人のうち、実際に対策に踏み出しているのは限定的です。
ウェルネスブランドのmariness(マリネス)が、2026年3月に働く女性1,000名を対象に睡眠に関する調査を行い、その結果を明らかにしました。
睡眠対策は?
働く女性の多くが睡眠に課題を抱えているものの、実際に対策を講じているのは少数に留まっています。調査対象1000人のうち、何かしらの対策をしている女性は27.3%で3割を切っています。具体的な対策を聞いたところ、トップ2は「湯船につかる(49.8%)」「ストレッチや軽い運動(38.5%)」です。日常生活の延長で取り入れやすい行動が上位を占め、特別な道具や多くの時間を必要としないアプローチが好まれている意識がうかがえます。睡眠アイテムの活用は2〜3割ほどで、「寝具の改善(32.2%)」「パジャマの工夫(25.3%)」「アロマなどの利用(17.6%)」「健康食品の摂取(16.1 %)」と続いた結果になっています。(表1)

表1
睡眠対策商品の選択基準
手軽なケアが主流の対策となる中、女性たちは睡眠をサポートするアイテムをどのような基準で選んでいるのでしょうか?
睡眠対策商品を選ぶ時に重視することを聞いたところ、「手軽さ・使いやすさ(52.4 %)」「価格(41.8%)」「安全性・成分(39.6%)」が上位に並んでいます。前問の結果でも示唆されたように、生活に手軽に組み込めるものが好まれやすいようです。また、「価格」が上位に挙がる一方で「安全性・成分」も求めており、コストパフォーマンスと信頼性のバランスをシビアに見極めている様子がみられます。
日常的な対策では手軽さやコストを重視する一方で、特別なケアを取り入れる場合は、意識は変化するのでしょうか?
「頑張っている自分へのご褒美として、普段より予算を増やしてでも取り入れたいもの」を聞いた質問では、トップ3は「オーダーメイド枕」「リカバリーパジャマ」「高級な入浴剤やバスソルト」です。着用するだけ、寝るだけでケアが完了するアイテムへの関心が高く、日常の手軽さを求める意識は変わらないようです。また、「高級な入浴剤やバスソルト」も上位に挙がり、リラックス効果や非日常感を求めている姿も垣間見えます。実際に購入するかどうかは別として、睡眠の質向上への投資意欲そのものは確実にある、と言えそうです。(表2)

表2

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル