2024年4月24日(水)、25日(木)に健食原料・OEM展2024(ヘルスビジネスメディア主催)が東京国際フォーラムにて開催されました。同展示会は健康食品のベースとなる素材原料供給やOEM供給を主業とした企業が、最新のエビデンスや製造技術の発表の場として、業界での人気は根強いものがあります。エステティックサロンや美容サロンなどで扱われているサプリメントにも、この展示会で出展している企業が開発している素材原料も数多くあると思われます。最近注目のフェムケアを訴求した素材なども多く見られました。
出展者からは「多くの方々にブースにお越し頂きました。実際に対面で商談ができるのはありがたいですね」、「電話やメールで要件は伝えられますが、多くの方と実際にお会いしてプレゼンや、生の声が聞けるのでとても充実した2日間でした」、「毎年出展していますが、この展示会は他の展示会と比べてお客様の真剣度が違い、充実した商談ができます。」といった声が多く聞かれました。
来場者からは「他の展示会にも行きますが、この展示会はアクセスも良く、また濃厚な商談ができるので毎年楽しみにしています」、「リアルに商品を目で確認でき、担当者の生の声を聞けるのはとても貴重」など出展者、来場者ともに充実した商談ができたことからも、同展示会の存在感は業界にとって大きいものといえよます。ビューティーワールドジャパンや健康博覧会のような派手さはありませんが、サプリメントや健康食品の素材が集結された展示会で業界にとっては有意義なものになっています。
さて今回は紅麹サプリメントの問題が発生して最初の開催となりましたが、紅麹サプリメントが機能性表示食品ということで、その制度を見直す動きがある中、実際に機能性表示食品を取り扱う出展社に現況を聞いてみたところ、「弊社はOEMでの受託製造を行なっていますが、紅麹が配合されているかといった問い合わせや、配合されていない証明書の発行を求められたりしました」(受託製造メーカー)、「紅麹以外のサプリメントを定期購入されているお客様が購入を中止している動きがあるようですが、影響が出るか出ないかは今後の動向によるのではと考えています」(複数の原料メーカー)といった声が複数社から上がっており、現状では静観といった状況のようでした。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル