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シニア層のジム通いの目的は「健康維持と体力向上」

シニア層 ジム通い

シニア向け調査を行なっているコスモラボが50歳以上のシニア層を対象に、現在の運動習慣やスポーツジムの利用経験、通い始めたきっかけや離脱理由など、スポーツジムに関する調査を実施し、その結果を公表しました。調査はインターネットにより実施され全国1,309名から回答を得ています。

運動習慣のある人が多数を占める

最初の質問で現在の運動習慣いついて聞いていますが、「週に3回以上している」(31.6%)が最も高く、「週に1~2回している」(22.8%)が続いています。「ほとんどしていない」(20.1%)、「全くしていない」(12.3%)も一定数いますが、全体としては運動習慣のある人が多数派を占めています。(グラフ1)

グラフ1

この結果から、シニア層の運動意欲自体は決して低くないことが分かりました。問題は“運動する気があるか”より、“どの場や方法なら無理なく続けられるか”にあると言って良いと思われます。

スポーツジムの定期利用度は低い傾向

気軽に運動ができる習慣の一つにスポーツジムがあります。そこでスポーツジムに関して聞いた質問では、「一度も行ったことがない」(44.1%)が最多で、「過去に通っていた」(26.3%)、「現在通っている」(19.6%)、「体験だけ行ったことがある」(10.0%%)と続いた結果となっています。ジムとの接点はあるものの、未経験層がまだ厚い状況のようです。(グラフ2)

グラフ2

運動習慣がある人が多い一方で、ジム利用にはまだ距離感があることが分かります。つまり、ジムは運動の自然な延長ではなく、別の意思決定や不安解消を必要とする選択肢になっているようです。

シニア層のジム通いの目的は健康基盤を作ること

スポーツジムに定期的に通っている人にその理由を聞いていますが、現在通っている理由では「健康維持・体力向上」(80.9%)が圧倒的で、「リハビリ・身体機能改善」(7.4%)、「ダイエット・体型維持」(4.7%)が続いています。(グラフ3)

グラフ3

シニア層にとってジムは、若年層のような見た目づくりの場ではなく、元気に生活を続けるための健康基盤として利用されていることが分かります。日々の生活機能を守る目的が中心である点は、サービス設計でも重要な視点と言えるでしょう。

ジムに通うきっかけでは「健康維持・体力向上」(81.1%)が突出し、「ダイエット・体型維持」(38.7%)、「気分転換・趣味」(19.5%)、「リハビリ・身体機能改善」(15.4%)が続いています。(グラフ4)

グラフ4

入会の動機は明確に“健康”へ寄っており、気分転換や交流よりも、体を保つ必要性が先に立っています。つまり、ジム選びでは楽しさ以上に、健康維持に役立つ実感が重要な入口になっていると考えられます。

ジムを辞めた理由が継続性への不安

ジムを続けている一方で、辞めてしまった人も一定数いますが、その理由としては、「続けられなかった」(34.3%)が最も高く、「通うのが大変(距離・時間)」(25.3%)、「料金が高い」(19.2%)、「効果を感じなかった」(10.8%)が続いています。(グラフ5)

グラフ5

この結果から、シニア層にとっての離脱要因は、設備や雰囲気よりも、生活の中で継続できるかどうかのようです。続ける負担が想像以上に大きいと、健康目的であってもやめてしまうことが分かる結果と言えます。

この調査結果から、シニア層は運動習慣そのものには一定の前向きさを持ちながらも、スポーツジム利用には別のハードルを感じていることが分かりました。運動習慣は「週に3回以上」(31.6%)、「週に1~2回」(22.8%)が多い一方で、ジムについては「一度も行ったことがない」(44.1%)が最多となっています。

現在通っている人の理由は「健康維持・体力向上」(80.9%)が圧倒的で、ジムは見た目づくりより生活機能を守るための場として使われています。しかし、やめた理由では「続けられなかった」(34.3%)、入会しなかった理由でも「続けられる自信がなかった」(48.1%)が最も高く、最大の課題は継続イメージの持ちにくさのようです。

総じて、シニア層向けジムでは、価格の手頃さだけでなく、“続けられる自信”を持てることが最重要ということが示唆されています。個別性の高い無理のない指導、通いやすい立地や頻度設計、健康状態への配慮がそろうことで、未経験層や離脱層の参加を大きく後押しできる可能性がある結果とも言えます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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