耳を診て、その人の心と体の状態を観てくれる人がいると聞き、好奇心にかられ取材をお願いしてみた。「耳鑑定師 後藤 恵さん」がその人だ。
後藤さんは約2万人の耳を見た経験と統計や陰陽五行説も元に考案した耳鑑定学を用いて、体の不調や性格を当てるのだ。今回の体験したのは、長年耳鳴りに悩んでいる取材チームのディレクター。さて、結果はいかに!?
耳鑑定®協会代表

【プロフィール】
結婚・出産後、育児をしながら耳つぼをマスター。2013年にブライダルに特化した「ブライダル耳つぼジュエリー®協会」を立ち上げ、結婚式場などでの施術と普及に努める。
また、2万人の耳を見た経験から、耳には個人の性格や体調を表す「反応点」があることに気づき、統計や陰陽五行説をもとに独自の「耳鑑定®」術を発案。2020年に「耳鑑定®協会」を設立し、誰もが手軽にできるセルフケア術の普及に努める。フジテレビ「突然ですが占ってもいいですか」に出演。「LINE占い」「Ameba占い」では初登場でランキング1位を獲得。
「突然ですが占ってもいいですか?」出演で話題
耳鑑定師の肩書を持つ、後藤恵さん。フジテレビの人気番組「突然ですが占ってもいいですか?」をはじめ、様々メディアで活躍しているので、ご存じの方も多いかも。
実は、後藤さん耳鑑定師だけでなく七人制サッカー「ソサイチ」の選手たちのコンディショニングのサポーターも務めている。
試合前後はもちろん、練習で疲労した体のケアはリリースカッターで。マインドのケアは耳鑑定で。
さらに最近はパフォーマンスを高めるための睡眠ケアも行なっているという八面六臂の活躍に、こちらはただただ驚くばかりだった。
本当はリリースカッターや睡眠ケアのお話も伺いたかったのだが、今回は当チームのディレクターたっての希望で耳を鑑定していただくことに。
アスリートのコンディションサポートも
それにしても初めて聞く「耳鑑定」。人相学や観相学とは違うものなのか?そんな疑問に後藤さんは「全く違いますね。私はこれまで2万人以上の方の耳を観察・分析し、そこに統計学と陰陽五行の考えを取り入れ、独自の鑑定法を見つけました。
耳ってね、体や心の状態を映し出すディスプレーのような存在なんですよ。初対面の方でも、耳を見ると多くのことがわかります。私が見るのは、耳の形と色。そして厚みと柔軟性。あと耳のつき方や角度、耳介の特徴です。
これらを総合的に診て、その人の健康状態から性格、今抱えている悩み。そして改善のためのアドバイスを行います。
占いの要素も入っているので、胡散臭いと思われる方もいるかもしれませんが、私の耳鑑定は大手企業の福利厚生にも取り入れられているんですよ」。
なんと!大企業の福利厚生で耳鑑定が採用されているとは。羨ましい限り。続けて後藤さん「健康状態を見るのは耳の色。本来耳には赤みなどがなく、つまんでも痛くない状態が健康。耳に赤みや痛みがあるのは、不調が起きている証拠です。そしてどこの部分に赤みが生じているのかで、不調の場所や原因を特定していきます」。
10年来の耳鳴りが収まった瞬間、喜びが爆発!
「では、さっそくディレクターSさんの耳を診てみましょう」と後藤さん。
神妙な顔で耳を観てもらうSディレクター。実は私の夫でもある。
「性格は、参謀型ですね。目立つことを好まず、縁の下の力持ちとして、人や組織を支えるのが得意。クリエィティブ能力も高いですね。粘り強く、コツコツと物事に取り組む一方で、リーダーとしては調整型のためスピーディーな決断が苦手かもしれません。強い女性と相性が良いですね」(後藤さん)
強い女性?それは、もしかすると私のことですか?すると、後藤さん、おもむろに私の耳を観察し「これだ!と思ったものには猪突猛進。好奇心旺盛で、新しいものが大好き。
確固たる自信と強い意志があるため、周囲から自信家に見られますが実は超慎重派。自身が納得するまではテコでも動かないでしょ?」と。
隣でディレクターは笑いを噛み殺し、大きく頷いている。 私という人間はそうなのか?
さて、Sの肝心の健康状態はというと血管系、特にコレステロールを気にした方が良いとのアドバイス。今度は私が大きく頷く番だ。
様々アドバイスをもらった後、彼は耳をマッサージされている。耳に圧をかけながら上下に引っ張られているようで、イタ気持ちいいそうだ。耳介のあたりも揉みほぐされている。
マッサージの仕上げに、耳鳴りに効くツボに磁気テープを貼って終了。耳鳴りに関しては、まだ鳴っているようだった。
そんなSが、雄叫びを上げたのは翌朝だった。「鳴ってない!鳴ってないんだよ、耳鳴り。嘘だろ!!!」と飛び上がらんばかりに喜んでいる。何しろ10年間、悩んできたのだから当然だろうね。
その日は、何度も何度も耳を手で塞いでは、耳鳴りが無いことを確認していた。「どうも、耳鳴りがないことを脳が受け入れてくれなくて。だから、こうして確認している」という謎理屈。
耳鑑定体験からおよそ半月たった現在、残念ながらリバウンドしてしまったがS曰く「とにかく、いっときでも耳鳴りが収まったのは事実。施術を受ければとまるのがわかっただけでも、大きな前進だよ。これからは定期的に受けよううと思う」。
自身の健康のことで、こんなに喜びを爆破させるSを見たのは、久しぶりだった。後藤恵さん、ありがとうございました!

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル