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【ダイエット&ビューティーフェア2021】アフターコロナを見据えた動きが活発化


9月13日(月)〜15日(水)に秋のイベントの先陣を切って第20回ダイエット&ビューティーフェア2021が東京ビッグサイト青海展示場で開催されました。
この展示会は美容・健康業界向け専門トレードショーとして歴史のある展示会として定着。
緊急事態宣言も延長され行動制限される中での開催でしたが、情報収集目的や、普段なかなかお会いできない方との久しぶりの再会なども多くみられ活況でした。

マスクニーズへの対応やステイホームによりトレンドも変化

この展示会は美容・健康業界の秋のイベントとして先陣を切ることからも、この展示会に焦点を合わせて新製品の発表をするケースも多いです。
新型コロナウイルスによる自粛生活の影響で美容・健康のトレンドにも変化があった感じです。

コスメではマスクニーズに対応する商品やステイホームでの在宅率上昇によりスキンケア製品も数多く見られました。
中でもヒト幹細胞培養液エキスやEGF、フラーレンなどを配合した製品は相変わらず人気度が高い感じを受けました。
さらにマスクニーズの対応として目元などのケアに特化した製品、またCBDやNMN、ケイ素を配合した製品もまだまだ需要がありそうです。

アフターコロナを見据えた中国へのライブ配信

美容機器は医療で培われたプラズマ技術を搭載したマシンをはじめ、超音波や振動などの複数機能を搭載した美顔器などにも人気が集中していました。
コロナ禍のため残念ながら海外からの来場者はいないものの、在日外国人の姿が所々に見られました。

特にコロナ前のインバウンドが盛んな時期に海外、特に中国とのビジネスモデルを構築していた企業などには、在日中国人などによるライブ配信を通して最新情報を現地に提供する企業ブースも見られました。

その1つ、プロラボホールディングスのブースでも実際に製品のデモンストレーションを在日中国人プレスが現地へライブ配信しています。

インバウンド需要が見込めない中においても、アフターコロナを見据えた動きも多くのブースで見られました。

「フェムテック」関連は今後の注目市場

セルフケア・ホームケア市場も伸びてきており、運動不足による体力低下を解消するためのトレーニングマシンや健康器具など多彩な製品が出展ブースを賑わせていた感じです。

内面美容(インナービューティ)を訴求する製品も注目度は高いです。
コラーゲンやビタミン入りの美容ドリンク、青汁、低GIのチョコレートや排尿領域で初の機能性表示を取得したクランベリージュース、卵殻膜を使用したシワ改善や関節痛・腰痛改善効果が期待できるサプリメントなど内側からサポートする製品アイテムも増えてきています。

生理や妊娠・妊活、更年期などの女性特有の不調や症状の悩みから、働く女性の健康を応援するフェムケア・フェムテック関連製品を取り扱うブースも増えました。
膣ケアのための保湿マッサージオイルやデリケートゾーンをカバーするインナーショーツ、オーガニックナプキン、サプリメント、コスメなどフェムテック関連市場への期待の高さが伺えた感じです。

コロナ禍ですがワクチン接種も進み、少しずつ経済も再開し始めた感じがあります。
展示会に出展する企業も、また来場する業界関係者も既にアウターコロナを見据えた動きをしていることが示された展示会でした。

出展社数:211社(446小間)
来場者数:9月13日(月)4,432人
     9月14日(火)4,481人
     9月15日(水)4,022人
     3日間合計 12,935人 (主催者発表)
執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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