開催前週に緊急事態宣言が発令され来場者数に影響した感は否めない『化粧品開発展』
1月13日(水)〜15日(金)の3日間に渡り、化粧品開発に関する国内最大級の展示会「国際化粧品展・化粧品開発展」(リードエグジビションジャパン主催)が東京ビッグサイトで開催されました。
今年の美容業界の最初の大イベントだけに期待度は高かったのの、開催前週の1月7日に緊急事態宣言が発令され来場者もまばらな感じなのは仕方ないところでしょう。それでも、規制がかかる中で来場される方は、今後のビジネスに活路を見出すため、真剣に商談されているシーンが印象的でした。一方で直前に出展を見合わせた企業も所々に見受けられました。
主催者発表の来場者数は1日目3,594人、2日目は3,569人、3日目が3,485人の3日間合計は10,648人(速報値)でした。
エステティック業界からもARTISTIC & CO.やグラツィアなどの企業も出展 |
2年ぶりの開催で関係者の期待も高まった「健康博覧会」
翌々週の27日(水)〜29日(金)には「健康博覧会」が開催されました。
昨年は1回目の緊急事態宣言により開催が中止となり、2年ぶりの開催となりましたが、今年も2度目の緊急事態宣言下の中での開催となり、そのため、1日5,000人までという入場制限での開催となりました。
執筆者 代田
同展示会は健康業界の展示会として歴史も長く、パイオニア的展示会として業界内での期待感も高いです。
特に昨年が無念の中止となったため今年の開催には主催者、出展者、来場者とも大きな期待を持っていた感は否めませんでしたが、コロナ禍での開催、くしくも緊急事態宣言下とも重なって盛り上がりに欠けてしまったのは致し方ないところでしょうね。それでも出展者の意気込みや来場者の熱意は感じられたことからも、有意義な開催となりました。
緊急事態宣言下で開催されたビューティーワールドジャパン福岡
2月8日(月)、9日(火)の2日間に渡り、ビューティ—ワールドジャパン福岡が開催されました。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下での開催となり、例年に比べ寂しい感は否めませんでしたが、それでも出展者や来場者の熱意は伝わりました。
九州開催は東京や大阪に比べ、規模は劣りますが、美容・健康業界のメーカーや関連企業が出展していました。九州は意外かもしれませんが、情報の発信地区として注目されています。
執筆者 代田
東京にはあらゆる情報や流行が集約されますが、その大元となる情報の発信元の一つとして九州も考えられています。例えばセミナーなどで話された講師の先生の内容が翌日には東京の方が知っていて問い合わせを受けるなんてことも何度もあり、こちらが驚くほどの発信力でした。
その一方で、最新のトレンドなどの情報が入ってくるのも遅いです。これは九州だけにかかわらず地方に共通する事です。こちらが普通に知っているお話をするとご存知なく、とても新鮮に感じられる事も多いです。
九州は通販の大手企業も多く存在しています。以前、九州の大手通販企業の担当者に「なぜ、九州には通販企業が多いのでしょうか?」と聞いたところ、「理由はたまたまなのか、どうかはわかりません。ただ、九州、特に福岡県は地下鉄やバスなどの交通網が比較的整備されていて、通勤にも便利ですし、テナント代も東京や大阪に比べても割安感はあります。通販の場合、リアル店舗はそれほど重要視されていませんので、あえて都心である必要性もないですからね」と言っていました。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル