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化粧水の正しい付け方と乾燥ヨレ防止法 フェイシャルのプロ・岩崎るみ氏がアドバイス


「フェイシャルレメディ®」スクールを運営するR’VIVO(ヴィヴォ)代表で「フェイシャルレメディ®」デザイナーの岩崎 るみ 氏が、20歳以上60歳未満の女性全国1,000人を対象に「化粧水の付け方と乾燥ヨレ」について調査をした結果を紹介したいと思います。

化粧水は「手のひら派」6割弱

「どのように普段化粧水をつけているのか?」を尋ねたところ、「手のひらに出して、顔を濡らす」(24.0%・240人)、「手のひらで温めてから肌を包み込むようにプレス」(23.0%・230人)が多く、手のひらに出して付けている女性が6割弱(56.9%・569人)、コットンで付けている女性が2割弱(17.2%・172人)いることがわかりました。また最近では、オールインワンの基礎化粧品も多いためか「化粧水は使わない」女性も2割(20.0%・200人)という回答結果になっています。(グラフ1)

グラフ1

「化粧品はコットンで付ける」と回答した172人に「なぜコットンで付けるのか?」尋ねていますが、最も多かった理由は「手で付けると、手がベタベタする」(38.4%)という回答で、「ムラなく均一に塗布できる」(31.4%)、「小鼻や目の周りなどが手だと付けづらい」 (22.7%)、「手で付けると、手に化粧水が付くためもったいない」(19.2%)と続きました。 (グラフ2)

グラフ2

「乾燥ヨレがきになる」6割超えも半数以上は「お手入れしない」

次に、「目元や口元、ほうれい線の乾燥ヨレは気になるか?」を尋ねた質問では、「やや気になる」(27.3%)が最も多く、以下「とても気になる」(20.0%)、「気にならない」(16.6%)、「あまり気にならない」(14.6%)、「気なる」(14.4%)、「ほとんど気にならない」(7.1%)となり、6割超(61.7%・617人)の女性が乾燥ヨレを気にしていることがわかりました。(グラフ3)

グラフ3

「乾燥ヨレが気になる」と回答した617人に「乾燥ヨレをしないために、何か特別なケアをしているか?」尋ねたところ、「している」 (47.3%)、「していない」(52.7%)となりました。それでは、「どのようなケアをしているか?」を尋ねたところ、「アイクリーム・目元用美容液」(54.1%)が最多で、「パック」 (41.4%)も目立ちました。(グラフ4)

グラフ4

岩崎るみ氏のアドバイス

岩崎るみ氏

やってはいけない! 化粧水の付け方2つ!

1 コットンを使って化粧水を付ける

コットンは繊維で出来ているため、化粧水を付けるだけでも摩擦が生じ、肌を傷つけるだけでなく、この摩擦によりメラニンが活性化するため、シミが出来やすくなります。また、化粧水を付けたコットンで顔を拭き取ると、コットンに汚れが付いていることがあると思います。これは皮脂汚れです。だからとい って、汚れがなくなるまで何度もコットンで拭き取ると、角質も取り除いてしまうため、かさつきやシワに繋がってしまいます。

2 化粧水をパンパンと叩き込む

化粧品を肌に浸透させようとパンパンと叩き込む事ははやめましょう。叩いたからと言って馴染みやすくなるわけではありません。刺激=ダメージを与えてしまっています。

正しい化粧水の付け方

化粧水を正しくつけることは、肌の再生力の促進に繋がります。化粧水は手のひらに取り温めて、その手で包み込むように丁寧にプレスして顔に入れ込みましょう。但し、小鼻や目の周りなど手で付けにくいとこるがある場合は、コットンに化粧水を浸し軽く押さえて付けます。決して擦るなどの刺激は与えないようにしましょう。
また、手のひらで化粧水を付けると、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」というホルモンが出ます。オキシトシンは、信頼・信用・安心・安らぎ・癒しなどを感じたり、肌と肌が触れ合ったりする時に出るホルモンで、肌の再生力を促進するとも言われています。エステやマッサージなどで、他人に肌を触れられると心地よいと感じるのは、このオキシトシンによるものです。自分と他人では持っている微弱電流の波動が異なるため、他人の方がよりオキシトシンホルモンが出やすくなります。パートナーや親子関係など近しい人ならより強い効果があります。

簡単! 乾燥ヨレ防止法

食事や会話などで口を動かす以上に、目の周りは1日約1万9,200回(1日16時間起きている場合))ものまばたきで動いているため、顔の中でも乾燥しやすい箇所です。乾燥していると過剰に皮脂が分泌されるため、メイクが浮いたり崩れやすくなったります。この乾燥ヨレは簡単に防ぐことが出来ます。市販のシアバターやバームなど、こってりしたものを、乾燥ヨレが気になる箇所に塗ってからメイクしてみてください。肌の水分が蒸発しにくくなるため、乾きにくくなり、シワも出来にくくなります。寝る時は、アイクリームや美容液で構いません。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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