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ペットビジネス市場の現在地2026

ペットビジネス市場

矢野経済研究所は、国内のペットビジネス市場を調査し将来展望を明らかにしました。
2025年度のペット関連総市場規模は、小売金額(末端金額)ベースで、前年度比102.1%の1兆9,504億円を見込んでいます。ペットを家族の一員として大切に扱う「ペットの家族化」を背景に、ペット1頭当たりの支出金額の増加により、市場規模は微増で推移しています。2025年度もペットフードを中心に高付加価値商品の販売が好調に推移し、ペット用品では、健康やペットと外出先で過ごす際のマナーに配慮したエチケット関連商品が伸長しています。ペット保険をはじめとしたサービス分野の市場も拡大し、ペット関連総市場は前年度を上回りました。

2025年度のペットフード市場においては、消費者の節約志向が高まる中でも、ペットフードに対するプレミアム志向は根強く、栄養バランスに配慮した商品や厳選した原材料を使用した商品など、高付加価値商品の販売が堅調に推移したものと見られます。一方で、中間から低価格帯に位置するペットフードでは、販売に苦戦する企業も一部で見られています。

ドッグフード市場では、ペットの健康に配慮する飼い主の増加を受けて、年齢別や犬種別、健康状態別など、商品の細分化・多様化が進んでいます。無添加や自然派素材を訴求した商品や肉の含有量が多い商品、国産品などへのニーズが高く、販売も好調に推移しています。

キャットフード市場においては、低価格帯・中価格帯のドライフードに底堅い需要があるようです。しかし、近年は健康ケア(腎臓の健康維持や免疫ケアなど)や高品質な素材を訴求した商品や、様々な味の商品を詰め合わせたアソートタイプなど、高付加価値・高価格帯の商品に対する需要も高まっています。

今後のペット関連総市場は販売数量という観点では、大幅な市場拡大は見込みにくいです。参入企業は、商品の高付加価値化や海外展開を進めることで売上の維持・拡大を図っていくものと予想されます。ペットフード市場においては、健康や高品質な素材、国産原料、無添加などを訴求する高付加価値商品が今後も堅調に推移すると見られ、ペット用品市場については、デンタルケア用品・おむつなど、健康やエチケット関連の商品カテゴリは市場拡大の余地があり、今後も伸長する見通しです。また、ペットの家族化を背景に、ペット保険やヘルスケア関連、ペットと飼い主が一緒に楽しめるレジャー・娯楽など、サービスの多様化・高度化が進むと予測されます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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