エステ開業

リラクゼーションサロンとは


リラクゼーションサロンは、アロマトリートメントやオステオパシー、リフレクソロジー、スカルプケア、ヘッドスパなど様々な種類があります。
このような施術を受ける人の多くは癒しを求めている人が多く、ストレス社会と言われる現代で需要は高まっています。

ヘッドスパを受ける女性

そのため、これからエステ開業する場合でも比較的始めやすいと言えるでしょう。
今回はこれからリラクゼーションサロンを開業したいと考えている方向けに、リラクゼーションサロンの種類や開業に必要なものなどをご紹介していきます。

リラクゼーションサロンの種類

リラクゼーションサロンと一口に言っても様々な種類があります。

まずは、リラクゼーションサロンの種類を知り、どんなサロンを経営したいのかビジョンを明確にしていきましょう。

アロマトリートメント

アロマエステを受ける女性

アロマトリートメントは、アロマオイルを用いて揉みほぐしを行うことで、血液やリンパの流れを整えていきます。

むくみや冷え性など女性の多くが持つ悩みの改善、リラックス効果などが期待できるため、アロマトリートメントを受けたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
施術で使用するアロマオイルは、体調や気分で変えることができるので、毎回違った気分を楽しむことができます。

オステオパシー

施術を受ける女性
オステオパシーは、アメリカ人医師が1874年に提唱した施術方法で、Osteon(骨)とPathos(病理・治療)を組み合わせた造語となっています。
日本では、整骨療法と呼ばれていたこともありました。

名前だけ見ると骨にアプローチするようにも感じられますが、実際は骨格や筋肉にアプローチすることで全身のバランスを整えていくものです。

痛みを感じることがほとんどないため、施術中は非常に心地良く、眠ってしまう人もいます。

リフレクソロジー

足つぼマッサージ

リフレクソロジーは、Reflex(反射)とOlogy(学問)を組み合わせた造語で、足裏にある反射区を刺激し、自然治癒力や免疫力を高めることを目的とした施術となっています。

反射区に対して痛みのない手技を施していくため、リラクゼーション効果も非常に高いのです。

筋肉を揉みほぐすマッサージやツボを刺激する足ツボ療法とは違う専門的な技術が必要とされています。

スカルプケア

スカルプケアを受ける女性

スカルプケアは頭皮の緊張をほぐすことで、血行を良くしていきます。

頭皮の血行を良くするだけではなくツボも刺激するため、全身をリラックスさせられるのです。

自律神経を整える効果も期待できるので、日頃のストレスで不安定になりがちな情緒も安定しやすいでしょう。
また、頭皮の血行が良くなることによって、抜け毛の予防にもつながります。

ヘッドスパ

ヘッドスパを受ける女性

ヘッドスパは、クレンジングとマッサージを行うため、頭皮環境を健康な状態に整えるだけではなく、肩や目などの疲れを癒す効果も期待できます。

頭皮には汚れが溜まりやすくなっているので、しっかりとケアをすることが重要です。

しかし、普段のシャンプーだけでは落とし切れない汚れもあるので、ヘッドスパで綺麗にすることで頭皮の環境を健康な状態へと導いてくれます。
また、リフトアップ効果など女性に嬉しい効果も期待できます。

リラクゼーションサロンを開業するために知っておきたいこと

手でOKマークを作る女性

エステサロンの開業を検討している人の中には、リラクゼーションサロンを経営したいと考えている人もいるでしょう。

しかし、開業をするためには様々な準備も必要なので、簡単にできることではありません。

続いては、これからリラクゼーションサロンを開業しようと考えている人が知っておくべきポイントをご紹介していきます。

ターゲットを明確にする

会話する二人の女性

リラクゼーションサロンと言っても、先程紹介したように様々な種類があります。
どのような悩みを持つ人に向けて、どんな施術を行うのかをハッキリさせることが重要なポイントになってきます。

癒しを求めてリラクゼーションサロンへ足を運ぶ人は多く、それぞれ症状や求めている癒しのタイプも異なるでしょう。
そんな中で集客するためには、どのような悩みを持つ人に向けた施術を行うのか明確にすることが必要なのです。

独自のコンセプトを作る

エステサロンのベッド

リラクゼーションサロンは、既にたくさんのお店がオープンしています。
同じような施術を行っている場合は、どうしてもコンセプトが似てしまいがちです。

しかしそれでは他店と差別化することができず、開業してもなかなか集客ができないなどの悩みを抱えることになってしまうでしょう。
そうならないためには、独自のコンセプトを作ることが重要になります。

独自のコンセプトが決まっていないと低価格競争に巻き込まれてしまったり、なかなか見つけてもらえなかったりする可能性も高くなるので、独自のコンセプトを作らないと結果的にマイナスになってしまうことも考えて、あらかじめ魅力的なコンセプトを考えておきましょう。

リピーターを獲得できる仕組みを作る

カウンセリングを受ける女性

リラクゼーションサロンは、なかなかリピートしてもらえないという性質を持っています。

なぜかというと、癒しを求めている人は継続して通うというよりは、行きたくなった時に施術を受けるという考えを持っていることが多いからです。

痩身エステサロンや脱毛サロンの場合は、何度か施術を受けることで効果を感じられますが、リラクゼーションサロンの場合は1回の施術でも効果が期待できます。
そのため、リピーターになってくれる可能性も低くなってしまいます。

カウンセリングを受ける女性

しかし、ストレスが溜まってから予約をするよりも、定期的に通った方が心身共に楽な状態で過ごせます。

通うメリットを知ってもらえるように、次回行う施術の提案をするなどリピーターを獲得できる仕組み作りを意識してみてください。

リラクゼーションサロン開業資金の内訳は?

電卓と帳簿を眺める男性

リラクゼーションサロンを開業するためには、開業資金も必要になります。
具体的にリラクゼーションサロンを開業させるためには、どんなものに資金を使うことになるのでしょうか?

物件の家賃

電卓を触る女性

自宅サロンを開業するのであれば家賃は必要ありませんが、自宅以外でサロンを開業する場合は毎月の家賃や仲介手数料などがかかることを考慮して資金を用意する必要があります。

これは物件を借りるエリアによってどの程度の資金が必要か変わってきますが、きちんと計算しておくようにしましょう。

設備投資費

テナント

リラクゼーションサロンを開業する際に、内装工事が必要になるケースもあるのでその工事費や必要な機材の購入費が設備投資費に含まれます。

機材は、購入するのか、リースするのかによって必要となる費用が変わってきます。

しかし、リースの場合は途中で解約ができない、修理費を借主が自己負担しなければいけないなどのデメリットがあるため、自分で購入した方が良いでしょう。

リラクゼーションサロンの開業で必要となる機材や道具には、施術用のベッド、アロマオイル、スチームなどが挙げられます。
その他にも電話やカルテなども必要な備品なので、購入費用は設備投資費に含まれます。

部屋の内装

リラクゼーションサロンを開業するための開業資金は、どのエリアに物件を借りるのか、機材などをどの程度揃えるかによっても変わってきます。
そのため、イメージするリラクゼーションサロンには何が必要になってくるのか精査する必要も出てくるでしょう。

リラクゼーションサロンには様々な種類があり、全国各地に増えています。
癒しを求めている人も多いことから、将来的にも需要は高まってくるでしょう。

スマホをを見て笑う二人の女性

しかし、一般的なエステサロンに比べてリピーターを獲得しにくいというデメリットもあるので、リラクゼーションサロンを開業するのであれば今回紹介したポイントを参考に、経営面・営業面で工夫してみましょう。

リラクゼーションサロンで多くの人を癒し、ストレスを発散できる憩いの場をぜひ作り上げてみてください。


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