近年、男性向けスキンケア市場の拡大やSNSでの情報普及により、美容施術を選択肢に含める男性が少しずつ増え始めています。では、実際に現代の男性はどのような外見の悩みを抱え、どのような理由で受診についてハードルを感じているのでしょうか。WOM CLINIC GINZAが美容施術に興味がある20~50代の男性を対象に、「男性の美容施術の意識と需要」に関する調査結果を公表しましたので紹介します。調査はインターネットによるアンケート形式で1,004人からの回答を得ています。
美容施術を検討するきっかけとなる「外見の悩み」は具体的にどこにあるのでしょうか。
「現在、外見について気になっている部分」について尋ねたところ、「シミ・そばかす」(41.1%)」と回答した方が最も多く、「ほうれい線・おでこ・目尻などのしわ(35.6%)」、「ヒゲの濃さ・剃り跡(34.2%)」)となっています。
「ヒゲ」の悩みを抑え、「シミ」や「しわ」といったエイジングサインが上位を占める結果となりました。年齢とともに目立ちやすくなる肌の蓄積ダメージに対し、セルフケアの限界を感じている男性が多いことが推測されます。表1)

表1
「美容施術を受けることについて、不安やハードルだと感じていること」を尋ねたところ、「費用が高そう・予算が不透明で不安(43.3%)」と回答した方が最も多く、「男性が美容クリニックに行くことに恥ずかしさを感じる(33.0%)」、「失敗や副作用のリスクが怖い(29.0%)」となっています。
「金銭的な不透明さ」が最多になり、美容医療の相場感がわからず、想定外の出費を懸念している心理がうかがえます。また、「男性が通うことへの恥ずかしさ」や「失敗や副作用のリスクへの不安」も上位になり、心理的なハードルも高い状態です。(表2)

表2
「どのようなタイミングであれば、美容施術の受診を前向きに検討しやすいか」と尋ねたところ、ボーナス支給などの「金銭的余裕」や、長期休暇や仕事の区切りといった「時間的・精神的な余裕」があるタイミングが重要視されています。(表3・4)

表3

表4
今回の調査で、美容施術に興味がある20~50代の男性の多くが、自身の外見に関心を持ち、美容施術に対して前向きな姿勢を示している実態が明らかになりました。約9割の男性が美容施術をすでに経験、または前向きに検討しており、「シミ・そばかす」や「しわ」といった部分が気になる方が多いようです。「30代」頃から鏡や写真に映る客観的な自分の姿をきっかけとして悩みを抱く傾向が見られ、施術を通じて「若々しさ」や「自信」を獲得し、ビジネスやプライベートでのパフォーマンス向上といったプラスの変化を期待していることがわかりました。
男性たちが美容施術に期待しているのは、外見の改善だけでなく、若々しく活力のある印象を与えることで、内面的な自信を深め、ビジネスシーンや日常の対人関係において堂々と振る舞えるようになるという「前向きな変化」です。美容医療は、男性の抱えるコンプレックスを解消するだけでなく、人生の質を高めるための有効な自己投資として、今後さらに社会に定着していくと考えられます。

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル