数多くの化粧品や健康食品の素材開発を行っているオリザ油化株式会社は、2025年に上市した幸福感とソーシャルヘルスを高める次世代ウェルネス素材「ミモネス TM/Mimones™︎(ミモザエキス)」について、皮膚におけるオキシトシン関連遺伝子発現促進作用を見出し、特許出願しました。
ミモネスは、人とのつながりを象徴する花であるミモザを原料とし、幸せホルモンを増加させ、「孤独感の軽減作用」、「社交性の向上作用」、「幸福感の向上作用」を兼ね備える機能性原料です。
同社は、ミモネス摂取により幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増加することに着目し、新たな付加価値探索を進めたところ、肌を構成する真皮繊維芽細胞においてオキシトシン関連遺伝子の発現が促進されることを確認しました。
肌(真皮)におけるオキシトシンの役割
オキシトシンは、恋人など親しい人とのスキンシップや美味しい料理を食べるなど幸せを感じた時に脳内から分泌される神経伝達ホルモンです。オキシトシンには「愛情」、「安心感」、「信頼感」を向上させるほか「不安感を軽減」させる作用を持ち、社会行動や情動行動に関与していることが知られています。人の幸福感に影響するため、幸せホルモンとも呼ばれています。
近年、オキシトシンは肌にも影響を与えることが明らかになっており、美容との関係性が注目されています。オキシトシンは繊維芽細胞に発現しているオキシトシン受容体に結合すると、オキシトシン関連遺伝子であるIGF-1(インスリン様成長因子1と呼ばれる細胞増殖に関与するタンパク質)、FGFR2(繊維芽細胞増殖因子受容体2と呼ばれるコラーゲン産生に関与するタンパク質)や HAS2(ヒアルロン酸合成酵素2。線維芽細胞においてヒアルロン酸を合成する主要な酵素)の発現を促進させ、肌の細胞増殖やコラーゲン、ヒアルロン酸
の産生に貢献し、健康的な肌の維持に重要な役割を果たしています (図1)。

ミモネス™︎/Mimones™︎(ミモザエキス) の効果
真皮線維芽細胞にミモザエキスを単独またはオキシトシンと同時に添加して培養した際のオキシトシン関連遺伝子発現を調べたところ、以下の結果が確認されました。
①ミモザエキスのみを添加した細胞 (オキシトシン未添加)
・オキシトシン関連遺伝子である IGF-1、HAS2 の有意な発現増加、FGFR2 では増加傾向。
②ミモザエキスとオキシトシンを添加した細胞 (オキシトシン添加)
・オキシトシン関連遺伝子である IGF-1、FGFR2、HAS2 の有意な発現増加。
・IGF-1 と HAS2 では、オキシトシンの発現促進作用に相乗性を確認。

この結果から、ミモネス™︎/Mimones™︎(ミモザエキス) は肌(真皮) において、オキシトシンの有無に関わらずオキシトシン関連遺伝子の発現を促進し、オキシトシンの存在下では相乗性を示すことが明らかになりました。

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル
