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シニア層の健康習慣は「食事」と「睡眠」が土台

シニアマーケティング調査を行うコスモラボ(運営会社・コスモヘルス)が50歳以上のシニア層を対象に「健康習慣に関する調査」を実施。健康のために最も大切なことは何か、今後の知りたい健康情報などをアンケート調査した結果を公表しました。

シニア層の健康づくりは「毎日の暮らしをどう整えるか」が出発点

最初の質問で「健康のために最も大切なことは何か?」を聞いています。その結果、「食事」(46.7%)が最も高く、「睡眠」(41.3%)と続きました。「運動」(7.4%)や「人との交流」(4.0%)はそれより大きく低く、健康意識の中心が食事と睡眠に集中していることが分かる結果となっています。(有効回答数2,079名・グラフ1)

グラフ1

この結果を見てみますと、シニア層にとっての健康づくりは、何かを新しく始めることより、毎日の暮らしをどう整えるかが出発点になっているようです。特に食べ方と眠り方は、体調管理の最も身近で確実な土台として捉えられていると考えられるでしょう。

なぜ不調が起こるのかという背景理解への関心が最も高い

次に「今後の健康のために特に知りたいことは何か?」を聞いていますが、最も知りたいテーマは「病気や不調の原因」(20.7%)がトップで、「食事・栄養」(15.1%)、「腸内環境」(14.4%)、「免疫力」(14.1%)、「睡眠」(11.6%)が続いており、健康維持に関わる関心は、かなり幅広い領域に分散しています。(有効回答数2,079名・グラフ2)

グラフ2

この結果で注目したいのは、単に“健康に良いこと”を知りたいのではなく、なぜ不調が起こるのかという背景理解への関心が最も高い点です。知識の入口として原因を知り、そのうえで日常の対策へつなげたいという情報行動がうかがえる結果になっています。

無理なく実践できる食習慣を求める傾向

「食事や栄養について特に知りたいことは何か?」を聞いた質問では、「何を食べると健康に良いか」(42.5%)が最も高く、「シニア向けの栄養バランス」(28.4%)と続いた結果に。さらに「タンパク質のとり方」(11.5%)、「塩分・糖分の控え方」(11.5%)も一定の関心を集めているのがわかります。(有効回答数313名・グラフ3)

グラフ3

食事テーマでは、栄養学の知識そのものより“毎日の献立や選び方にどう落とし込むか”が重視されている様子がうかがえる結果です。高齢期に入ってからの体づくりや不調予防を意識しつつ、無理なく実践できる食習慣を求めている姿が見えます。

腸活への関心は単にお腹の調子を整える話にはとどまらない

最近注目されてきている腸内環境。そこで「腸内環境について知りたいことは?」を聞いています。その結果、「毎日の食事でできる腸活」(25.8%)と「腸と免疫の関係」(24.4%)がほぼ並び、「便秘対策」(16.1%)、「腸と睡眠の関係」(14.4%)が続いており、腸内環境を幅広い体調管理と結びつけて捉える傾向が見られる結果となっています。(有効回答数299名・グラフ4)

グラフ4

この結果を見てみますと、腸活への関心は、単にお腹の調子を整える話にとどまっていないようです。免疫や睡眠まで含めて、全身のコンディションを左右する要素として理解されており、食生活から無理なく整えたいという実用的な意識が強い様子がうかがえます。

夜中の目覚めの解消や寝付きを良くするための方法に関心高い

「睡眠について特に知りたいことは何か?」を聞いた質問では、「夜中に目が覚める原因」(35.5%)が最も高く、「寝つきをよくする方法」(26.0%)が続いています。「朝すっきり起きる方法」(13.2%)や「睡眠と食事の関係」(11.2%)にも関心が集まっています。(有効回答数242名・グラフ5)

グラフ5

睡眠への悩みは、量の不足よりも質の低下や中途覚醒に集中していることが分かります。加齢とともに起こりやすい変化を前提にしながら、夜の過ごし方や生活リズムを整えるヒントを求めているようです。

同社が行った今回の調査で見えてきたのは、健康情報に対するニーズが『気をつけましょう』という一般論から、『何が原因で、毎日どうすればよいか』という実践方法を知ることへ移っていることです。今後の情報提供では、食事・睡眠・腸活・運動・健康寿命といった関心の高いテーマを、具体的で続けやすい行動へ落とし込んで伝えることが、シニア層の健康行動を後押しする鍵になると言えるでしょう。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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