矢野経済研究所が国内の柔道整復・鍼灸・マッサージ市場を調査し、市場規模・動向、参入企業の動向、将来展望を明らかにしました。
接骨院や鍼灸院、マッサージ院等で行われる施術は、いずれも国家資格者である施術者が行う医療類似行為(サービス)として位置づけられており、整形外科での医療行為や整体・カイロプラクティックなど民間資格を持つ施術者による療法とは異なります。
2025年の柔道整復・鍼灸・マッサージ市場規模(事業者売上高ベース)は、前年比101.1%の1兆70億円となっています。主な患者となる高齢者の増加という構造的な要因に加え、接骨院・鍼灸院・マッサージ院における自費治療へのシフトが功を奏した感じです。
国内の柔道整復・鍼灸・マッサージ市場は、治療院数の増加による競合増に加え、民間資格サロンや整形外科など周辺業種との患者獲得を巡る競争が激しくなっています。いずれの治療院もこれまでと同じやり方、同じサービスの継続では立ち行かなくなる可能性が高いと考えられます。
今後、接骨院・鍼灸院・マッサージ院において取り組まなければならない経営上の課題としては、①同業者や周辺業種との競合激化による患者数の減少への対応、②労働環境改善による人材確保や教育のマニュアル化による人材育成、③厚生労働省が公表している2026年(令和8年度)あはき療養費改定※1への対応が挙げられます。
※1 出典:厚生労働省ウェブサイト「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の改定等について」
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-02.html)


健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル
