ヒト幹細胞コスメのパイオニア、南代鮎美氏の製品づくりにかける思い

ヒト幹細胞コスメの先駆けと言えば株式会社グラツィア。代表を務める南代鮎美氏は浮き沈みの激しい美容業界において、堅実な経営と実直なモノづくりで業績を伸ばし続けている。同社のエクソソーム関連製品は医療機関からの評価も高く、クリニックでの取扱も右肩上がり。現状に満足すること無く、常にチャレンジし続ける南代鮎美氏にモノづくりにかける思いを伺ってきた。

南代鮎美氏

株式会社グラツィア代表取締役

株式会社グラツィア代表取締役　南代鮎美氏

美容関連企業を経て、1998年28歳で株式会社グラツィアを設立。
エステ、ヨガ、ヨガスクール、総合美容サロン事業、化粧品の製造販売を展開。
2015年ヒト幹細胞培養液・独自複合成分・国際特許浸透技術・ハイブリットエクソソームといった先進美容成分・テクノロジーを採用。製造販売業許可を取得し、原料供給・ＯＥＭ等、エビデンスに基づく最先端コスメ開発を手掛けている。

2023.11.17

発見！ヒト由来の幹細胞培養液50％の、とんでもない美容液！

夏のお疲れボディをケアするために訪れたエステサロンで見つけた、とんでもない美容液「フュージョンセラム」。何がとんでもないのかというと・・・ヒ...

根本から肌悩みを解決する化粧品を作りたかった

自信と熱意だけを持って起業したのは28歳の時。資金も無い、顧客も無い正真正銘ゼロからのスタートでした。当時は超音波の機器を中心に販売していたのですが、いつか自社のオリジナル製品をつくる！と決めていました。
誰かの役に立ちたいという思いが製品作りの源ですね。後にヒト幹細胞培養液コスメ・エクソソームを手掛けたのも、再生医療としてエビデンスのある成分だったから。
これまでのコスメは、どちらかという肌悩みに対して、対症療法的な発想の製品でした。
対して、ヒト幹細胞は根本から肌の悩みを解決してくれるのです。
これは何としてでも化粧品として誰もが使えるようにしたい。そんな思いで莫大な資金と時間をかけて研究・開発をはじめました。
２０１５年にようやく業界初、幹細胞コスメ・エクソソームクリームが完成したのですが、当時は「ヒト幹細胞培養液コスメ」と案内すると、何それ？という反応がほとんどでしたね。
今でこそ、ヒト幹細胞培養液コスメは当たり前のように存在しますが当時はほとんど知られていません。営業はかなり苦労しましたね。
ですが一度使っていただくと、結果の出方が違うことからお取引サロンさんは瞬く間に増え、今では導入１万店舗を超えました。
最近では美容業界だけでなく、クリニックのお取引先も増えてきました。専門の医師に当社のヒト幹細胞・エクソソームを認めてもらえたというのは、社員にとっても大きな自信につながっていますね。

エステプロ･ラボとのコラボによるエクソソームサプリ

ヒト幹細胞培養液コスメのヒットで会社は安泰でしょう？と周囲から思われているようですが、そこに甘んじるわけにはいきません。
常に変化していかないと。もともとモノづくりが好きということもありますが、現状に満足してしまったらそこで成長は止まります。ですから、毎年新製品を出し続けています。
今年はクリニック向けのエクソソームパックとサロン向けにエクソソームサプリメントを発表しています。
サプリはインナービューティのトップブランド「エステプロ・ラボ」とのコラボレーション。
10月から発売ですが、企画自体は１年前から進んでいました。何しろプロラボさんも、当社も製品に対してこだわりを持つ会社です。内容に関してどちらも妥協しません。時には口論になるほど（笑）。どちらも熱い思いで製品を完成させました。
産みの苦労を経てようやく誕生した「エクソソームサプリメント」。２社の本気が詰まっています。