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50歳以上のシニア層が体感しているスキンケア

50歳以上 シニア スキンケア

シニアに関する様々なマーケテイングを行っているコスモラボが、シニア層のスキンケアに関する調査結果を発表しました。50歳以上のシニア層を対象に、現在気になっている肌への悩みや、基礎化粧品の使用状況、満足度、重視するポイントなどを調査。1,147名から回答を得ています。(複数回答)

気になっている肌の悩みを聞いた質問の回答で、「しわ」(59.9%)、「シミ」(57.5%)、「たるみ」(56.7%)がほぼ並んで高く、年齢に伴う変化が主な悩みになっています。「乾燥」(39.4%)、「ハリがない」(34.3%)、「くすみ」(27.6%)も続き、複数の悩みを同時に抱える人が多い結果が出ています。
シニア層のスキンケアは、単一のトラブル対策というより、年齢肌全体への総合ケアが求められていることが分かります。だからこそ、ひとつの効能だけでなく、複合悩みにどう応えるかが商品選びの重要なポイントになりそうです。(表1)

表1

基礎化粧品の使用状況は、「毎日使っている」(80.1%)が圧倒的で、「ほとんど使っていない」(10.0%)、「ときどき使っている」(9.9%)は少数でした。基礎化粧品はシニア層にとって特別なものではなく、日常のルーティンとして定着しています。つまり、この市場では“使うかどうか”より、“何を選ぶか”が主要な論点です。利用習慣がある分、商品への期待値も高く、単に継続されるだけでなく、納得して続けられる価値が求められていると考えられます。(表2)

表2

使用アイテムでは「洗顔料」(79.7%)、「化粧水」(78.1%)が高く、「クリーム」(63.6%)、「美容液」(51.1%)、「乳液」(48.3%)が続きました。基本の保湿ケアに加え、複数アイテムを組み合わせる人が多いことが分かります。スキンケアはシンプルな1品使いより、悩みに応じた重ね使いが一般的です。その分、新商品を選ぶ際にも既存ルーティンとの相性や、置き換えか追加かといった視点が重要になっている可能性があります。(表3)

表3

今使っている商品の満足度を聞いた質問では、「まあ満足」(71.8%)が最多で、「とても満足」(16.2%)が続きました。「あまり満足していない」(11.5%)、「不満がある」(0.5%)は少数ですが、完全に満足しきれている人ばかりではありません。
“大きな不満はないが、理想通りでもない”という中間的な満足感が主流です。これは、新しい商品が入る余地がまだ残っていることを意味しており、よりよい実感を求める層への提案余地が大きい市場だと考えられます。(表4)

表4

満足していない理由では「効果を感じない」(74.2%)が突出し、「ハリが出ない」(46.0%)、「価格が高い」(24.2%)、「乾燥が改善しない」(22.6%)が続きました。
不満の中心は、刺激の強さや使い勝手よりも“期待した変化が得られないこと”にあります。シニア層は、単に保湿されるだけではなく、年齢肌の悩みに対する手応えを求めていることが明確です。(表5)

表5

本調査から、シニア層のスキンケアはすでに日常習慣として深く定着していることが分かりました。「毎日使っている」(80.1%)が圧倒的で、洗顔料、化粧水、クリーム、美容液といった複数アイテムを組み合わせる人も多く見られます。

一方で肌悩みは「しわ」(59.9%)、「シミ」(57.5%)、「たるみ」(56.7%)が高く、年齢肌に関する複合的な悩みが主流でした。満足度も「まあ満足」(71.8%)が中心で、満足していない理由では「効果を感じない」(74.2%)が突出しており、ルーティン化していても手応え不足を感じる層が少なくありません。
 

商品選びでは「保湿力」(72.5%)、「肌へのやさしさ」(56.0%)、「価格」(55.1%)が重視されており、見た目の変化より前に“安心して続けられるか”が強い判断軸になっています。これは、新しい成分や機能に対しても、興味はありつつ慎重に見極める傾向が強いことと整合しています。実際、新しい基礎化粧品を試すときの不安では「肌に合うかどうか」(70.2%)、「本当に効果があるか」(63.2%)が高く、価格や定期購入への抵抗感も目立ちました。購入のきっかけでは「価格が手頃」(57.4%)が最も高く、口コミや紹介も重要で、試しやすさと安心感の両立が必要です。


総じて、シニア層のスキンケア市場では“使う習慣があるか”ではなく、“今より納得できるものに出会えるか”が重要な争点です。年齢肌の複合悩みに応えつつ、肌へのやさしさ、実感、価格、試しやすさをどう両立するかが、今後の商品提案や訴求の鍵になると考えられます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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