ペットの長寿化が進む中、健康維持に加え、治療や病気の備えなどを目的に注目が集まるペットヘルスケア関連の国内市場の調査結果を富士経済が発表しました。
ペットが長寿化する中、ペットのヘルスケアは病気の治療だけでなく、疾患予防や治療後の状態維持、QOLの向上など、治療の前後や日常的な健康維持にも関心が広がっています。
市場規模が大きいトータルケアにおいて、中でも7割以上を占めるペット保険が好調のようです。コロナ禍以降、Webを通じたペットオーナーの認知、加入検討が増えており、特に犬向けが契約の9割強を占めていましたが、ここ最近では猫向けも増えてきています。
今後もトータルケアが市場拡大をけん引していくと思われます。特に、動物医療の高度化や物価上昇に伴う医療費高騰が続くとみられるため、その備えとしてペット保険の続伸が予想されます。なお、参入各社は猫の保険加入促進に向けWeb施策や販売チャネルの拡充を進めている傾向が見られます。
また、トータルケアでは、フード類も免疫賦活や腸内環境改善などを訴求したプレミアムフード、サプリメント、スナックなどが、健康意識が高まるペットオーナーの需要を獲得しています。
そのほかの領域でも、増加するシニア猫の影響でシニアケアの伸びが期待されます。加えて、歯磨きシートなど初心者をターゲットとした用品や、噛むことで歯垢を落とすことを訴求したガムといった手軽なケアをコンセプトにデンタルケアが伸長することなどから、2030年の市場は2025年比21.3%増と予測しています。


健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル
